2話 ページ32
コンコンッ。
A「失礼しまーす…。」
学園長室なんて普通入らないから、緊張して声が震えてしまう。
ぴったり1時間後、速攻で着替えて髪を整えてきた私は学園長室に入ろうとしていた。
流石に朝ごはん何も食べない、とかは体に良くない気がして、寮の食堂で軽く朝食も済ませた。
なんか、まだ朝なのに疲れたような気がする。
学園長「おお！日曜日にすまんな、すごい賞を受賞して、高校にも推薦されて！さすが我が校の生徒だ！はっはっは！」
豪快に笑う学園長を見て、見た目通りの人だな…と思う。
てかすまんって思うなら日曜日に呼びだ出さないでよぉぉ…。
まぁ、そんな泣き言を言ったところでなにも変わらないんだけどね…。
それからなんか色々話して、学校を出たのは昼過ぎだった。
おなかすいたよぉ...。
昼ごはんどうしようかな、と考えながら歩いていると、トンっ、と誰かにぶつかった。
A「あっ、ごめんなさい！！」
？「ははっ、本当によくぶつかるな。」
聴き覚えのあるこの凛々しい声は、きっと...
A「ラント君！！」
そこには、私服のラント君が居た。
私服！！かっこいい！！
A「すみません…。またぶつかってしまいました。次は気をつけるので...！！」
私服のラント君が眼福すぎて、少しどぎまぎしてしまう。
ラント「大怪我されても困るからな。しっかり前を見て歩け。」
A「はい！」
前にもラント君にぶつかったことが何度かあったが、そのときはまだ、堅苦しくて、緊張して話してた。
今は少しはリラックスして話せる関係、みたいな感じだ。
というより、私がラント君を意識し始めたからそんな風に見えてるようなものなのかな...？
でも、どちらにせよ前とは違うような気がする。
なんにしろラント君の笑みが聞けてるし。
うん、やっぱり前よりラフに話せてる。
そう考えるとなんだか嬉しくなってきた。
ラント「A、昼食は済ませたか？」
一人で勝手に嬉しがっていると、ラント君がそう聞いた。
それとほぼ同時に、私のお腹が鳴ってしまった。
朝ごはんをゆっくり食べられなかったし、生理現象だからしょうがないんだけど…めっちゃくちゃ恥ずかしい。
A「いえ、まだです…。」
恥ずかしさで押しつぶされそうな中、うつむいてそう答えた。
ラント「では、一緒に昼食をとらないか？」
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咲代(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！！！！更新待ってくれてたんですか！？感謝でしかないです...！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年12月4日 17時) (
レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 更新待ってました！テストお疲れ様です(*^^*)またお話めっちゃ楽しみにしています！！ (2020年12月4日 13時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 蘭さん» よかったです〜！！ありがとうございます！更新頑張りまっす！！ (2020年11月13日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 凄く面白いです！ラントくん好きなので、とてもありがたいです！！これからも更新待ってます！！ (2020年11月13日 2時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 花音さん» 初めまして〜！！ありがとうございます！！嬉しいです！！！！！応援よろしくお願いします！ (2020年11月11日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
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