他愛ない日常 1話 ページ27
Aside
あれから、私は昼休みを大体は一人で、屋上前の誰もいない階段の踊り場で過ごすようになった。
お弁当も、大体はそこで食べる。
そして、ラント君に時間があるときは、そこで一緒に昼休みを過ごしていた。
まぁ、ラント君に時間があることなんてそうそうないんだけど...。
A「今日はラント君来れるかな...。来てくれるかな...。」
ある日の昼休み。
お弁当を食べ終わって、一人、心の声を口から零した。
ラント「今日は空いていた。」
すると、ラント君が姿を表した。
A「ラント君！！」
自分でもわかるくらいに、顔が一気に明るくなる。
A「生徒会のお仕事は大丈夫なんですか？」
ラント「あぁ、一区切りついたから気分転換に来た。」
と、ラント君は言っているが、目の下に隈が出来ている。
よく見ないとわからない程度にしかできていないが。
しかし私は、小さい頃からそういうのは見逃さない感じの人だった。
A「ラント君、疲れてるじゃないですか、隈が出来てますよ？ちゃんと寝ないと体壊しちゃいますよ？」
ラント君がいかにも図星だ、と言う表情をしている。
ラント「…君と話が出来ると思って来たのだが、さすがに私も疲れていてはまともに話すこともできまい。言う通りに寝よう。」
そう言ってラント君は立ち上がった。
A「どこで寝るつもりなんですか？」
ラント「生徒会室だ。そこなら今は誰もいないだろう。」
A「えっ、でも、生徒会室までかなりの距離ありません？」
今から移動していれば、あまり寝ることもできないだろう。
ラント「それもそうだな…。どうしたものか…。」
A「うーん…。」
そこで私は、世紀の大発見と言ってもいいほどの名案を思いつく。
膝枕、とか…どうかな？
A「じゃあ、ここで寝ればいいんじゃないですか？」
ラントside
A「じゃあ、ここで寝ればいいんじゃないですか？」
その手があったか。
ラント「頭いいな。」
私はそう言い、踊り場の壁にもたれかかって寝ようとした。
A「ま。待って下さい！壁だと睡眠の質も浅いと思うので…！」
Aは少しためらってから、意を決したかのように提案する。
A「膝枕、とか、どうでしょう…！」
2話(読み飛ばしてもらっても害はありません)→←イラスト描いてみちゃいました。2
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咲代(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！！！！更新待ってくれてたんですか！？感謝でしかないです...！！これからもよろしくお願いします！！ (2020年12月4日 17時) (
レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 更新待ってました！テストお疲れ様です(*^^*)またお話めっちゃ楽しみにしています！！ (2020年12月4日 13時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 蘭さん» よかったです〜！！ありがとうございます！更新頑張りまっす！！ (2020年11月13日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 凄く面白いです！ラントくん好きなので、とてもありがたいです！！これからも更新待ってます！！ (2020年11月13日 2時) (レス) id: abaf78baee (このIDを非表示/違反報告)
咲代(プロフ) - 花音さん» 初めまして〜！！ありがとうございます！！嬉しいです！！！！！応援よろしくお願いします！ (2020年11月11日 6時) (レス) id: e37cac3f41 (このIDを非表示/違反報告)
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