映像 ページ9
桐山side
ス「ジュニアコーナー前の映像チェックします！」
小「俺らも見ようや！！」
水「見たい！NGないかチェックせな！！」
重「お前は常にNGやろ！笑笑」
わいわいと中心に集まり映像をみんなで見ることになった。
ずいぶん可愛らしい俺らの映像を使ってくれてるみたいやで？笑
水「照史くん、今より痩せとるやろか〜笑」
「おま！相変わらず失礼やな〜」
水「やって、最初の頃の照史くんめっちゃ怖くて、ぽっちゃりよりも怖いってイメージしかないんよ！」
そう。俺は最初はAのことが苦手やった。
歌もダンスも1級品。でも彼女が表に立つことは少なくて。それでもいつも笑顔で話しかけてくる。
そんな姿見てたら俺も頑張らな！って思うけど
なかなか上手くいかないことも多くて。
だから余計自分が嫌になる材料にAはなっていた。
そんな時、俺は時々耳が聞こえづらくなることがあった。
でも、誰にも言えなくて。
水「照史くん、耳、大丈夫ですか？
もしかして、、きこえて、、ません？？」
「え？なんでそれ、、」
水「いや、トークの時聞き直してるの多かったなーって、、、ほら！私、練習時間以外は暇人だから、、 他の人に言わないんですか？」
今日もAはステージに立てたず、裏でサポートしてくれていた。
「あー、、なんか心配かけたくないやん？
それにすぐ治るかもしれへんし。ごめんな、心配させてもうて」
水「あ、あの！私なんかに言われると腹立つと思いますけど、みんないい人たちです！
私にも優しくしてくれて、ダメなところはちゃんと叱ってくれて。私はいつも支えてもらってます！
だからそんな仲間に隠し事されるのは、私は嫌です！」
仲間なー、、Aは俺の事、仲間やと思ってくれとる。そらそうやな。弱いとこ見せるのはかっこ悪いことやないのかな。
「A、ありがとう。みんなに伝えてみるわ。
淳太くんに隠してて怒られそうやけどな、笑」
水「ふふ、、淳太くん怖いですもんね〜笑」
俺はAに聞きたいことがあった。
どんなに頑張っても報われるか分からない世界。
そして変えることのできない女の子という事実。
「Aは幸せ？？」
水「、え？、、うーん、、きつい事はまぁ沢山ありますけど、でも大好きなみんなと夢追いかけるのはめっちゃ楽しいです！！」
ス「映像ながしまーす！」
「なぁ、A。今幸せ？」
水「うん！幸せ！」
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作者名：らら | 作成日時：2019年8月26日 21時
