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理由 ページ38

重岡side



今Aは風呂に入っとる。
雨に濡れてもうたし風邪ひかんためにもゆっくり浸かれって言ったから時間かかるかもな〜


たぶんA、なんで俺の家におるのか分かってへんなやろな〜
こればっかりは本当のことは言えへん。
それはただのメンバーへの嫉妬。Aは仕事でてっぺん回る日とかはメンバーの家に泊まっている。
周りが過保護やからな、笑

けど、俺だけやねん。
Aのこと泊めてないの。俺だけ、
そりゃメンバーやから、恋愛感情とかはない。
けどAかわええし!他のメンバーは何回も泊めてんねんで!ずるいやん!


ってしょうもない理由からAを家に呼んだ。
もちろん泊まっていってもらうつもりや!



水「しげ〜?お風呂ありがとうございました!」


「お〜ええよそんなん!なんか飲むかー?
あ、ゆーとくけどビールはないで?笑」


水「あほ、飲まへんわ!!笑 水が欲しい〜」


突っ立っていたAをソファに座らせて
コップに水を入れ渡す。



「ほい。」


水「ありがとう!、、、、
あの、聞いてもええ??なんで家教えてしかも入れてくれたん?」


聞かれるとは思ってたけど、理由考えてなかったな、笑


「、、、なんとなくや、なんとなく!!」


水「うそや!こっち引っ越してきた時どんだけねだっても教えてくれへんかったやん!」



「んー、、ええやん!他のメンバーとこにはよく行ってるんやし!」


あれ、これ本音漏れてへん?


水「あ、もしかしてしげ、、嫉妬してくれたん?
そうやろ!!なぁ!!笑」


俺嘘つくの下手なんよな〜


「も〜ええやん!別に!!
腹減った!!なんか作ってや!!」



水「なんや、嫉妬なんてかわいいな〜
変なこと考えたやんか、笑」


「え?変なこと? 俺がAに恋したかと思ったん!?なあなあ!!」


顔赤なってる、笑
絶対そうや!勘違いしとったんや!!笑


水「も〜!きゅうりオンリー料理にしたろか!!」


「俺ん家の冷蔵庫にきゅうりなんか入ってませ〜ん!!」


普段は静かな俺の家が今日は騒がしい。
こんな日もええな〜



「なぁ、もし俺がAのこと本当に好きやって言ったらどうしてたん?」



水「申し訳ないけど断ってたな、笑
最初に約束したし。メンバーみんな好きやけどそれはLIKEや。今も変わらんよ。みんなもやろ?」


「ふふ、、やせな、笑 そう思っててくれてよかったわ」




俺はずっとメンバー。
もし、があっても俺じゃない。
そう思っていた。

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作者名:らら | 作成日時:2019年8月26日 21時

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