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Aside
な 「違う違う！わしと彼方、知り合ったのこの春休み中やし！？な、彼方？」
なつめは一ノ瀬さんに助けを求めている。
でも私は見逃さなかったぞ！ニヤッと笑ったの！ニヤッと！
一 「そうだね。この春休み中だね。なつめにはもっとお似合いの人がいるからね〜。」
え、だれ。
私はまた疑わしそうな目でなつめを見る。
な 「はぁ！？え、ちょっと彼方！嘘つかんといて！わしはふりーうーまんやし？みんなのなつめちゃんやし？」
『え、ちょっとなつめ、頭壊れた？』
一 「嘘つき。Aちゃんは信じてくれるよね。この彼方さんの言うことをね。」
この話し方どっかで聞いたことあるような。
な 「はぁ！？A、信じるならわしよな？11年間弱姉で居続けたわしよな？」
はぁ……
『私は知りません！』
そしたら、二人は顔を見合わせて笑い出した。
な 「さすがA。そう言うと思ったわ。」
一 「Aちゃん、きっぱりしてるね。翔太が言ってた通りだ。」
『翔太さんどんなこと言ってたんですか？』
一 「えっとね〜。きっぱりしてて、女の子らしくなくて。正義感を持ってるんだけど本人はものすごく鈍感。って言ってたかな。」
鈍感？どんなところがだろ。
な 「鈍感ってどの辺かって思ってへん？そういうとこよ。」
そっか。気を付けよ。
な 「無理だね。」
え、待って。なつめさん。あなたエスパー？
一 「Aちゃん、今日は会えて楽しかったよ。じゃあね。」
もうこんな時間か。
軽く会釈しといたが、一ノ瀬さんは私の返事を待っているようだったので、少しの間考えて、口を開いた。
『私はもう会えないことを願っています。さようなら。』
クスリと笑った一ノ瀬さん。
一 「また会えるよ。その時はよろしく。」
そうして、私の頭をポンポンして帰っていった。
さわられたところに、なんか不思議な感触が残っていった。
そこをさわってしばらくぼーっとしていた私に、なつめが声をかけた。
な 「また会うってよ。次はどんな反応するの？」
私はしばらくその言葉の意味を考えていたけど、結局分からないままだった。
なので、こう、返した。
『どんなもないよ。私は私でいるだけ。』
一ノ瀬さんが苦手なのは今日も変わらず。
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ウサッキー(プロフ) - 小4で、身長が135cm！？私は中1で、132cmなのに…負けた… (2019年7月22日 20時) (
レス) id: 13b658b6da (このIDを非表示/違反報告)
もかゆう - 凄く面白いです！訳あってお気に入りは出来ませんが、星とコメントをさせて頂きます！ (2019年1月24日 19時) (レス) id: 8705017671 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜 - 誕生日私の後日 Σ(ﾟДﾟ)ｽｹﾞｪ!! (2018年10月21日 12時) (レス) id: cfbf4a440e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぴらず | 作成日時：2018年5月13日 20時
