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6日目 ページ6

今日は先輩と休日デート。
私は既に10分前には待ち合わせ場所に着いていた。

初めての私服デートで、先輩の心を掴むチャンスなのに私は先輩の好みを何も知らなかった。
それが少し悔しくて今日は沢山聞こうと息巻いた。

近くのショーウィンドウでソワソワと今日の格好を手直しする。

私の短い髪はアレンジが出来なくて先輩とお揃いの髪型は出来ないし、メイクはナチュラルがいいのか派手めがいいのかとても悩んだ。
先輩は学校での私しか知らないからナチュラルめのブラウンで統一して、先輩から香るような甘い香水を付けて少しでもお揃いっぽくしてみた。

美人で大人な先輩に比べて、顔も性格も子供っぽい私は本当に不釣り合いで泣きたくなった。



「A」



耳にスっと入る私の大好きな声。
ショーウィンドウから目線を外し、ゆっくりと声がした方へ目線を向けた。

大きめのトレーナーは萌え袖でギャップ萌えだし、黒のスキニーが長い足を余計に強調している。
いわゆる先輩の為のファッション。



『うわ、好き…』

「出た、Aの好き好き攻撃」

『ふふっ、何それ…』



自然に握ってくる手をそっと握り返して歩き出す。
私の歩幅に合わせてくれる先輩はきっと女慣れしているのが容易に分かった。
好きな人も彼氏も初めての私はそんな先輩に付いてくので精一杯だ。



「A、甘いもの好きだろぉ?」

『好きです…!なんで知って…』

「見てたらわかる笑

とりあえずお腹減ったし腹ごしらえしてからデートしよーぜ♡」



先輩の口から出るデートと言う響きは輝いて聞こえた。









『んん〜、美味しぃ♡』

「ここ、クリームついてる笑」



パフェを頬張る私の口端についたクリームを指で掬って舐める先輩は色っぽかった。



『先輩はかっこいいです…』

「ん〜?急にどうしたぁ?」



そんなこと分かってると言うような笑みでクスッと笑った先輩をチラリと覗き見る。


『ねぇ、私先輩の事もっと知りたいです』

「例えば…?」

『んーと、まず髪型!

先輩はショートとロングどっちが好きですか?』

「そーだなぁ、ロングだな〜」

『じゃあじゃあ、メイクはナチュラル?派手め?』

「ケバいのは無理。

でも、地味すぎるよりは可愛くしてる方が好きだな♡」



どんどん先輩のことを知っていく。
私が質問すれば答えてくれる先輩に嬉しく思った。



『じゃあ…付き合った人の数は…?』

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7℃(プロフ) - ありやけさんさん» え、本当ですか…では頑張って更新します、、 (2021年11月12日 20時) (レス) id: a3f6717434 (このIDを非表示/違反報告)
ありやけさん(プロフ) - すきすぎる… (2021年11月6日 21時) (レス) @page15 id: 5965475948 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:7℃ | 作成日時:2021年10月14日 8時

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