哀の花言葉【文スト】 (ページ15)

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初恋《江戸川乱歩》乱歩信者さんﾘｸページ15

社長「乱歩、一寸いいか？」

社長から呼ばれた

乱歩「なーに？社長ー」

何時ものように答える

社長「知り合いから娘を預かってくれと言われてな、仕事があるから「やーだ」

乱歩「めんどくさい」

いくらなんでも社長もいない時に1人で面倒を見てやるなんて御免だ

社長「帰ってきたら褒めてやる」

ん？社長が褒めてくれる...？

乱歩「...ほんと？しょうがないなぁ」

こうして正直やりたくないけど預かった少女の面倒を見ることになった

それが僕の初恋...

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Aside

チラッ

少年の方を見る

2日経ったけれど何も話していない

乱歩「ねぇ...君」

『わっ何？』

急に話しかけられてびっくりする

乱歩「何をびっくりするの...僕は江戸川乱歩。君の名前は？」

『あ...えっとAです.....乱歩さんよろしくお願いします.....』

敬語の方がいいよね...

「ふーん、じゃAお腹空いたでしょ？お菓子食べよ！あと同い歳だし呼び捨てでいいよ！あ！ドーナツとチョコレートどっちがいい？ドーナツでいっか！でも喉渇くよね、ならラムネも一緒に飲も.....」

？

？？

？？？？？

え？こんな感じの人なの？

もっとさ落ち着いた人かと思ってたよ

なんで同い歳って知ってるの？てか同い歳なの？決まった前提で聞かれるよ？

『？』

乱歩「なにしてんの、早く食べなよ」

『いただきます？』

もぐもぐ

『おいし... 』

乱歩「でしょ？」

...

乱歩「花とか好きなの？」

『え？』

「だって頭に花飾り付けてるし...それ親からの貰い物だから大切にしてるんでしょ？」

『なんで知ってるの？』

乱歩「見れば分かるでしょ...」

『分かんないよ！見ただけでわかるなんて凄いね！』

私は感心する

乱歩「別に...//」

『もしかして照れ「照れてない！」

乱歩「それよりもさっきの質問に答えてよ！」

話を戻した...

『うん、花は好きだよ！見てると幸せになるからね！』

乱歩「...それならさ、これいる？」

『花のネックレス...？』

「うん、ミムラスの花って言うんだけど綺麗でしょ？好みかなと思って...」

私と話すために用意してくれたの...？

『もしかして私のために...？』

乱歩「...かもね」

『...』

じっと乱歩の事を見つめる

乱歩「...何？」

『...ふふっ、ありがとう！ずっと大切にするね！』

乱歩「...好きだなぁ」

『何が？』

乱歩『秘密!!』

その時の2人の笑顔はミムラスのネックレスよりも輝いていた