🌻E p i s o d e .49🌻 ページ10
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神社でパイセンと別れて、川村さんと実家に帰る。
幼馴染なもんで、家が隣。
つまり行き先が同じなわけで、川村さんの家にも挨拶しに行かんと。
川村さんの実家に車を停めて、そのまま川村さんのお家へ。
『あけましておめでとうございます』
「あー！Aちゃんあけましておめでとう。今年もよろしくね」
分かりやすくテンション上がってる川村さんママ。
「あけましておめでとう、今年もうちの息子の事頼んだで」
と川村さんパパ。
ここの家も相変わらずやなぁ。
「んで、式の日取りはいつなん？」
『はい？』
急にぶっ込んでくるのが川村さんママ。
ほんまいつ来ても変わらん、顔合わせたらこんな話ばっかり。
壱「アホか、新年の挨拶しに来ただけや」
「なーんやまだ付き合ってへんの」
「いつ孫の顔見れるねん」
親子3人の会話について行けない。
孫の顔て、さすがに気が早すぎるやろ笑
「Aちゃんもうちの息子の何があかんの？こないなええ男なかなかおらんで、はよせなほかの女に取られるで〜？」
なんて、言うてくる川村さんママ。
うん、そんなん私が1番分かってるよ。
去年嫌という程経験してますんで、ええ。
なんて思いながら、少し胸がチクッとした。
壱「Aのとこ挨拶行ってくるわ」
「はいはい、ついでにAちゃん貰ってええか聞いてき」
『うちはいつでも大歓迎ちゃいます？』
なんて、少し乗っかってみる。
まぁ、ほんまのことやし←
川村さんママの行ってらっしゃいという声を背に、自分の実家へ行くために川村さん宅を出た。
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作者名：16葉 | 作成日時：2023年1月18日 22時
