Folge 78 ＊ ページ28
『むぐ...ご馳走様でした。』
しん『あ、食べられたんやね。偉い偉い。』
『...あの、子供扱いしないでください。』
僕の頭を撫でようとしていた手をやんわりブロックする。
しん『え〜、ええやん別に。Aくん可愛ええんやから。』
『可愛くないですって。男ですよ？僕。』
しん『やって俺男いける人やから。』
『.........えっ？』
しん『え？』
男、いける、人...？
つまり、ペ神さんって、ほ、ほ...！
『っ〜〜！？』
しん『え、気づいてなかったん？』
『え、だ、だって、僕、そ、そういう人と関わったことなかったんで...！！』
え、じゃあ、僕が入りたての頃、食堂でのあれも...
ハロウィンのときのあれも...
...そういう事だったのかぁ...
しん『顔真っ赤やで〜w誘ってるん？』
急に顔をぐいっと曲げられ、ペ神さんと目が合う。
別に僕は普通だけど、こんな間近で、しかもあっち系の人と目が合うのは恥ずかしい。
『な、は、離してください...！』
しん『えー、どないしよっかなー。』
無理矢理剥がそうとしても、如何せん力が強い。
見た目ふわふわしてるのに、なんでこんな力が強いんだ...！！
しん『今までは怪我なりなんなりで我慢してたんやけど、もうええよな...？』
急に耳元で囁かれる。
ペ神さんの吐息が耳にかかる度にゾクゾクと背中に何かが走る。
しん『あぁそういや、耳弱かったよなぁ。んふふ、ふー...』
『ひぁっ...！？』
しん『あと、背中もな？』
ペ神さんの骨ばった手が背筋を撫でる。
『んっ、んー...！』
しん『...今の、やば...』
僕がベッドに倒れ込むと、その上に覆いかぶさるようにペ神さんもベッドの上に乗った。
しん『Aくん...ええ...？』
『.....ぇ？』
ゆっくりと近づいてくる顔。
僕はそのままペ神さんに.....
トン『お前ら何してんねん！！！？』
けたたましい音を立て、トントンが入ってきた。
顔を真っ赤にしながら。
しん『あ、トントン。お仕事は？』
トン『いや、まだやけど...というか、はよ退けや。A！何もされてないか！？大丈夫か！？』
トントンに詰め寄られ、肩を掴まれて思い切り揺すられる。
『大丈夫だから離して。』
トン『はぁ...というか、ペ神。ちょっとこいや。』
しん『えぇ〜またぁ〜？』
トン『ええからはよこい。』
しん『はぁ〜い...』
トントンはペ神さんの首根っこを掴んで引きずって行った。
...何されるんだろ、ペ神さん。
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琥珀豹(プロフ) - ｰ白詰草ｰさん» 白詰草さん、コメントありがとうございます！更新を楽しみにして頂き嬉しい限りです！頑張ります！！ (2019年6月5日 21時) (
レス) id: d53f981ffe (このIDを非表示/違反報告)
ｰ白詰草ｰ(プロフ) - すごいです！更新楽しみに待ってます､頑張ってください！ (2019年6月5日 17時) (レス) id: c9ac6b99b2 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀豹(プロフ) - レイザックさん» レイザックさん、コメントありがとうございます！これからも頑張ります！作者の気力が尽きるので何年も待つ必要はないです(飽き性) (2019年4月5日 19時) (レス) id: d53f981ffe (このIDを非表示/違反報告)
レイザック - すごい、あの楽しみにしてます！（語彙力）これからも頑張って下さい！更新、もう何年でも待ちます！ww (2019年4月5日 19時) (レス) id: 964a0d223a (このIDを非表示/違反報告)
暁月楓 - ゆっくり待ってますね〜！ (2019年3月22日 22時) (レス) id: 1cdd0676ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀豹 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年10月21日 1時
