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終-幼馴染は霊能力者 ページ33

*



後日。

「とーりーつーかーァァァァァァァ!!!!!!!!」

「ひっ、ひぇえええええ!!!!」


脚をもつれさせてなんとか四つん這いで逃げる鳥束を壁際に追い詰め、鳥束のすぐ横の壁に足を叩きつける。いわゆる足ドンというやつだ。


「お前…………マジでふざけんなよ」

(あっ………ここからだとスカートの中見えそう…………)

「オイ、聞いてんのか!?!?」

「ヒッ…、は、ハイ!」


「返せ」

「エッ……な、何を」

「とぼけるな。私のパンツだよ!!!」

「え!!!!???な、なんでバレて……………あっ」

「やっぱりか……………」


私は大きくため息をつく。


「………おい、死ぬ覚悟は出来てるんだろうな?」

「えっ、いや、ちょっ…ま、待つっス!なんで、オレって…」

ーー僕が話した

「えっ、さ、斉木さん!?!?」

ーー彼女は憑依能力のことを知らないから、盗む時やシラを切る時、バレないように上手くやったようだが………

「わ、わかってるならなんでバラすんスか!!!??」

ーーわかってるから、だ。そんなことに能力を使うな。

「オレがオレの能力をどう使おうと、勝手じゃないっスか…!!」

ーー盗みとなれば話は別だ。普通に犯罪だからな

「うぐっ…………、で、でも…………」

ーー天網恢々疎にして漏らさず

「…………え?何て?」

ーー因果応報、の方が今の状況には合っているか?


「鳥束アアアアアアアアア!!!!!!」

「ギャアアアアアアアアアア!!!!!!!」



やっぱり鳥束はどこまでいってもクズだった。

でも私はそんな鳥束を好きになった。
…悔しいけど。

そんな部分も愛しいと思えるくらい、鳥束が好きだ。

…でも、それとこれとは話が別だ。

やっていいことと悪いことはさすがにある。
今回の件は本当に許してはならない。

斉木くんが何者なのかはわからないが、目下の仕事は目の前のクズを粛清することだ。
反省して、二度とやらないと誓うなら…一緒に帰るくらいは許してやっても、いい。

…なんだかんだで、私は鳥束に甘いのかもしれない。

仕方がない。そんな鳥束を好きになったんだから。



未来は誰にも分からない。可能性は無限大だから。


でも…願わくば、二人の未来に、幸あらんことを。




Fin*

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設定タグ:斉木楠雄のΨ難 , 鳥束零太 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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- 鳥束の可愛さと気持ち悪さがうまく表現されてて最高っす!(褒めてます!)ホントありがとうごΨます! (8月15日 9時) (レス) @page3 id: 5d30facf6c (このIDを非表示/違反報告)
ココアちゃんだよん - 面白すぎて2回も読んじゃいました! (2022年8月21日 20時) (レス) @page33 id: d0534e1594 (このIDを非表示/違反報告)
勇者(クッキーアンドクリーム) - 鳥束君と海藤君推しですー♪ふー、逆に鳥束君に胸揉まれたい (2020年11月1日 12時) (レス) id: 89c1acd712 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - ちょこみんと。さん» ありがとうございます!好きだって言って貰えるのすごく嬉しいです!鳥束いいですよね!! (2020年5月13日 12時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
ちょこみんと。 - 鳥束推しです この話めっちゃ好きです!鳥束との恋愛やばい…読み返してます (2020年5月12日 23時) (レス) id: 98235ac0bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レナ | 作成日時:2020年1月21日 13時

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