29-幼い頃の記憶2 ページ31
*
「……オレ、1回本当にAちゃんに会いに行こうとしたんスよ」
「えっ？」
「霊たちに道聞いて……お金はなかったっスから、歩いてっスけど…」
「…そんなの…」
「…もちろん、着かなかったっスけどね。
子供の足で、体力も限界で…真っ暗になってから、今日中には辿り着かないとわかって、泣く泣く引き返したっス。
……親には、こっぴどく叱られたっスけどね」
鳥束が自嘲ぎみに笑う。
「…鳥束…」
「その後オレも引っ越すことになって、引越し先が近いことを知って、もしかしたらまた会えるかもしれないって期待はしてたっスよ
でも、霊たちに聞いたりはしなかったっス」
「…どうして？」
「……オレが、自分で見つけたかったっスから」
「……！」
「もし同じ学校だったら、他のクラスにでも探しに行く予定でしたし、そうじゃなくても、家を探し出して会いに行こうくらいは思ってました」
「…見つからなかったら…？」
「………その時は、霊に聞こうと」
結局聞くのかよ
しかも、それだとただのストーカーだぞ
「だって……会えない方が嫌ですもん…」
クソ、もんとか言うな。一瞬可愛いとか思っちまっただろ。
「だから…………また、こうして会えて、本当に良かった………」
ぎゅううっと、強く抱きしめられる。
「………私も、会えて嬉しかったよ」
「……嘘っス」
「え、なんで？」
「だって………オレのこと、最初避けてたじゃないっスか」
「！それは…」
*
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鳥 - 鳥束の可愛さと気持ち悪さがうまく表現されてて最高っす！（褒めてます！）ホントありがとうごΨます！ (8月15日 9時) (
レス) @page3 id: 5d30facf6c (このIDを非表示/違反報告)
ココアちゃんだよん - 面白すぎて2回も読んじゃいました！ (2022年8月21日 20時) (レス) @page33 id: d0534e1594 (このIDを非表示/違反報告)
勇者（クッキーアンドクリーム） - 鳥束君と海藤君推しですー♪ふー、逆に鳥束君に胸揉まれたい (2020年11月1日 12時) (レス) id: 89c1acd712 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - ちょこみんと。さん» ありがとうございます！好きだって言って貰えるのすごく嬉しいです！鳥束いいですよね！！ (2020年5月13日 12時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
ちょこみんと。 - 鳥束推しです この話めっちゃ好きです！鳥束との恋愛やばい…読み返してます (2020年5月12日 23時) (レス) id: 98235ac0bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レナ | 作成日時：2020年1月21日 13時
