検索窓
今日:16 hit、昨日:23 hit、合計:47,104 hit

26-鳥束とお泊まり6 ページ28

*



「オレたち、もう付き合ってるんだし……名前で呼んでくれてもいいと思うんですよね」


そう言って、鳥束が屈んで顔を近づけてくる。


…本当に、でかい。

こいつはなんでこんなに成長してんだ。
180近くあるんじゃないのか。


そんな鳥束に少しときめいてしまっている自分がいて、悔しさに眉を寄せながらも、顔を思いっきり逸らした。


「!……それ、わざとっスか?」


何が…、そう言いかけた時、鳥束が耳許に思いっきり近づいて、口を開く。


「……ねぇ、A」

「…っ!!!」


吐息がかかる。

甘い声が脳内に流れ込み、頭が沸騰しそうになる。


「……っもう、ほんと、離して…!!」


私は精一杯の抵抗をするが、腕はびくとも動かない。
こんなに細くても、鳥束は男なのだと、実感させられた。


「…だから、名前を呼んでくれれば、離してあげるっスよ」

「…………、た…………」

「……え?」

「………れい、た…」

「!!」


ぱっと手が離される。

こんなにあっさり離してくれるなら、もっと早く言えばよかった。

そう思っていた矢先……


「っうわぁ!?」


鳥束に抱き上げられた。
いわゆるお姫様抱っこの状態だ。


「ちょっと、何…」

「いやぁ……てっきり昔みたいに、普通に零太くん、って呼ばれるものかと…」

「はぁ?」


それよりこの状況を説明してくれ。


「呼び捨ては………かなり、クるっスね」

「わっ!!」


私はそのままベッドに降ろされ、間髪入れずに鳥束が覆いかぶさってきた。



*

27-鳥束とお泊まり7 ※→←25-鳥束とお泊まり5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (83 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
90人がお気に入り
設定タグ:斉木楠雄のΨ難 , 鳥束零太 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 鳥束の可愛さと気持ち悪さがうまく表現されてて最高っす!(褒めてます!)ホントありがとうごΨます! (8月15日 9時) (レス) @page3 id: 5d30facf6c (このIDを非表示/違反報告)
ココアちゃんだよん - 面白すぎて2回も読んじゃいました! (2022年8月21日 20時) (レス) @page33 id: d0534e1594 (このIDを非表示/違反報告)
勇者(クッキーアンドクリーム) - 鳥束君と海藤君推しですー♪ふー、逆に鳥束君に胸揉まれたい (2020年11月1日 12時) (レス) id: 89c1acd712 (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - ちょこみんと。さん» ありがとうございます!好きだって言って貰えるのすごく嬉しいです!鳥束いいですよね!! (2020年5月13日 12時) (レス) id: 2e745625de (このIDを非表示/違反報告)
ちょこみんと。 - 鳥束推しです この話めっちゃ好きです!鳥束との恋愛やばい…読み返してます (2020年5月12日 23時) (レス) id: 98235ac0bc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:レナ | 作成日時:2020年1月21日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。