幼馴染は霊能力者

12-鳥束のお願い4 ※ ページ13

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とりあえず真正面に座り、鳥束が深々と頭を下げる。


「…じゃあ、えっと、よろしくお願いします…」


…何をだ。

別に触るだけなんだから、そんなに改まる必要も無いだろ。


「…失礼、します」


そう言った鳥束の手が伸びてくる。

恐る恐る、私の制服の上から胸に触れた。


そのまま、ゆっくりと胸を揉まれる。


…特に、気持ちいいとかは無いが、鳥束に胸を触られていると思うと、少し息が浅くなった。


「…Aちゃん…、直接、触ってもいいっスか…？」

「え…？」


…直接？


私が返事をしないでいると、それを肯定だと受け取ったのか、鳥束はするりと制服の裾から手を忍ばせ、そのまま手を背中側に回すと、器用にブラジャーのホックを外された。


は…？えっ、嘘、こいつ、なんでそんなに器用なんだ…？
まさか、初めてじゃないんじゃ…！？


「…びっくりした顔してるっスね。

…初めてっスよ。こんなこと。
ただ…霊たちに教えて貰って、何度もシミュレーションしてただけっス。安心してください。」


いや、安心できるとこひとつもねえけど！？

でも…そうか、初めて…なのか。
それは、良かった…かも、しれない。



*

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