90.すっかり忘れてました ページ49
『おはよ』
り「おはよう、A。」
最近はいつも撮影の時、りょうが迎えに来てくれるようになった。
今まではほかの仕事とも掛け持ちで、忙しかったりょうも会社を辞めて、少し時間に余裕ができるようになったからだ。
車に乗り込んだ瞬間、着信音がなる。
り「鳴ってるよ」
そう言われて画面を見ると『外ハネ』と表示された画面。
『トミーだわw』
電話に出て、運転しているりょうにも聞こえるようにスピーカーにする。
ト「なぁ、れおいつくんの」
『え、東京はこの間行ったばっかだけど』
ト「え、俺らとのコラボは？！」
『あー…………』
時間さえあれば、あの時水溜りボンドともコラボしようって話をしてたんだった。
りょうが迎えに来てすっかりその事を忘れてしまっていた。
ト「早くこっち来いよ」
『んーー…………』
どうしたものかとりょうの方を見る。
り「俺も行っていいならいいよ。」
りょうは笑いながらそう答えた。
ト「はぁ？！いやいやいや、カップルで来られてもうぜぇだけだから来んな来んな！！w」
まぁそれはそうだろうな〜と、自分でも思う。
り「えー、うざいとかひどいな〜」
なんていいつつも、りょうはたのしそう。
ト「いや！惚気とかまじでいい！リア充とかほんとにいい！いい！」
り「じゃあAは東京に行けないな〜、じゃあね笑」
ト「ちょ！おぃ！」
トミーが何かをいいきる前に切られる電話。
『あーあ、切っちゃった。』
りょうって結構強引なとこあるよね。
り「……Aはこういうの嫌い？」
『え？』
り「……トミーとか、まほっちゃんとか……そりゃ、知り合いだし信用してないわけじゃないけど……他の男のとこにA一人で行くのは心配じゃん。……それと、」
『うん？』
り「……それと、ほら……やっぱり…………妬いちゃうじゃんか……」
少し恥ずかしそうに言うりょうが本当にかわいい。
『え、なにそれ、かわいい。』
り「やめて、そういうこと言うの」
あまりにも可愛すぎる。
というか、すごくドキドキした。
愛されてんだな、わたし……なんて、ちょっと自惚れた。
今の私、すっごい気持ち悪い顔してるんだろうなぁ……なんて。
り「ほら！てつやんちついたよ！いくよ！」
照れ隠しなのか急いで車を降りるりょうを追いかけた。
今日も一日頑張れそう。
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+ちっく(プロフ) - ピアスの下りでは女は右耳、男は左耳で性別判断とも言われてますよ(･∀･)←やかましい (2019年7月8日 10時) (
レス) id: 4d74bd6de9 (このIDを非表示/違反報告)
ところてん(プロフ) - 作者様の帰りもお待ちしてます！！！小説超面白いです！！！ (2018年9月25日 1時) (レス) id: fe2831d1b4 (このIDを非表示/違反報告)
りさ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2018年8月28日 7時) (レス) id: 2362667ffd (このIDを非表示/違反報告)
rairu0726(プロフ) - Knymal01さん» コメントありがとうございます。しばらく更新していなかったので、コメントがいただけると思っていませんでした。ゆっくりですが、また再開しようと思います...！ (2018年8月24日 18時) (レス) id: 201effe25e (このIDを非表示/違反報告)
Knymal01(プロフ) - 更新たのしみにしてます！！ (2018年8月17日 14時) (レス) id: 346c2647c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らいる | 作成日時：2018年3月11日 23時
