【ユーリ on ICE】銀盤の女王【ユーリ･プリセツキー】

episode15 ページ15

Aside



〜夜〜



A「ユーラチカどうしたの…？」



ユーリ「……俺にとってのアガペーが何か、わかんねぇんだ」



アガペー…無償の愛
確かにユーラチカには性的な愛の方が合っていた
難しいのもわかる



A「私にとってのアガペーは…勝生家…
でも表現しろと言われると難しい…
だから私は…無償の愛を与える側になって演技すると思う…」



ユーリ「与える…側」



A「ユーラチカは与える側より受けとる側の方が合うと思う…
ユーラチカの側でいつも支えてくれたのは…誰？」



ユーリ「…じいちゃんやA」



A「…私？」



私はユーラチカに何かした覚えは無い
おじいちゃんは凄くわかる、小さい時からおじいちゃんの事だけは嬉しそうに話してくれたから



ユーリ「Aは側にいてくれるだけで支えなんだよ
気だるげだったりはするけど励ましてくれたり…意見を率直に言ってくれたり…」



A「そんな覚え無いけどな…」



ユーリ「別にいいんだよそれで
ありがとな、お陰でアガペーわかった気がする
俺はお前とじいちゃんの為に滑る、文句あるか？」



A「…無い」



ユーリ「絶対に感動させてやるからな!!覚悟しとけ!!
ほら寝るぞ!!!」



A「あ…うん」



私もいつか…ユーラチカみたいにはっきり断言出来るようになるのかな
愛を貰っているって…

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