【ユーリ on ICE】銀盤の女王【ユーリ･プリセツキー】

episode14 ページ14

Aside



〜夕方〜



A「優姉ありがと…でも良かったの…？嘘付いて」



優子「いいんだよ、じゃないとAちゃん練習出来ないでしょ？
ロシアの子に捕まって夜も来れないんでしょ？」



A「うん…じゃあちょっと滑る」



心情の愛…フィレオー、それはユーラチカに対する私の愛
そう考えれば凄く滑りやすい



得意なジャンプや、技術全てを使って、想いを表現するの



優子「凄い…凄く綺麗だよAちゃん！」



A「ありがと……これはグランプリファイナルで使うつもりなの…」



優子「グランプリ…ファイナルで？」



A「うん…シニアデビューでグランプリファイナル優勝…
凄くカッコいいと思わない…？」



優子「カッコいい!!もしそれが現実になったら凄くカッコいいよ！」



私はそこで想いを伝えるつもり
カッコよくデビューして…好きな人に告白
これほどカッコいい告白を私は他に知らない



A「…ユーラチカに影響されたのかな」



前はこんなこと考えなかったのに
カッコいいとか…本当にどうでも良かった



優子「…そうかもね、Aちゃん変わったから」



A「変わった…？」



優子「うん、変わったよ…じゃないとあんな綺麗に滑れない」



A「そっ…か」



私…前と何か違うんだ

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