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『次なんだっけ？』
海人「え〜っと、あ。次、A一人だ。」
『あ〜っ…。』
机にベターッと倒れこむ
唯一、一人で受けている授業
地獄の時間だ
勇太「友達作れば？」
『無理無理、今さら。』
人見知りだし、そんな二年生から
友達作るなんて勇気ない。
時計は三限開始の時刻を刺そうとしていた
廉「じゃあ、A送ってくわ。また来るな。」
岸「は？！廉帰んのかよ！」
廉「俺やって学校あんの。」
岸「んだよ、せっかくいいとこだったのに。」
岸くんは携帯のゲーム画面を見て、しょんぼり
廉「A、行くで。」
『いいよ、廉学校戻らなきゃでしょ？』
廉「平気やって、どうせ間に合わんし。」
手首を返してカバンを肩にかけて私を待つ廉
海人「廉またすぐ来てね〜！」
勇太「じゃあな。」
岸「おい、廉！絶対連絡しろよ？絶対な？！」
廉「分かったって(笑)
じゃあ、またな。」
みんなに別れを告げて食堂を後にする
「え、見て、…超イケメン。」
「どこの学部かな？」
「何年生だろう…。」
あ、まただ。
あの騒ぎ具合はきっと新一年生
入学してからしばらくして
廉が私たちの大学によく来るようになって
“イケメンが入学してきた”
ってちょっとした噂が流れて
たまに見る謎のイケメンって騒がれてたから
廉が姿を現せばすれ違う人みんなが振り返ってた
そりゃそうだよね、ここの生徒じゃないし。
噂も落ち着いたけど
まだ知らない一年生にまた騒がれてるみたいだった
ちょっと妬く
彼女は私なんですけど。
教室に着いたのは
チャイムが鳴ってから数分経ってからだった
『あ〜…始まっちゃってる。』
大教室だから遅れるのは平気だけど、なんせ一人だし
ちょっと気まずい。
廉「やば、中めっちゃ静かやん。」
『…うん、行ってくる。
ありがとね、送ってくれて。』
廉「おん。」
教室のドアに手をかけようとすると
廉「なぁ。」
廉の低くて色っぽい声が聞こえて振り返る
.
廉「俺が可愛いと思うのも好きなんもAだけやで。」
廉の大きな手がフワッと頭に乗る
嫉妬してたの…バレてる。
『知ってる。』
廉「アホ。」
誰もいない廊下で
廉は私にそっとキスを落とした
.
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ゆゆゆ(プロフ) - 絶対紫耀くんだと思ってたら違った〜！からの紫耀くんでもう騙されました！！(笑)すれ違いが凄い… (2022年8月30日 2時) (
レス) @page30 id: 2170580ec5 (このIDを非表示/違反報告)
songon100(プロフ) - 1から3まで一気に読ませていただきました！もう寝ないと！笑 続き、読みたくてたまりませんが楽しみは明日に。 (2019年8月26日 0時) (レス) id: 728b8df14f (このIDを非表示/違反報告)
海羅(プロフ) - ありさんさん» ありさん、コメントありがとうございます。息抜きに楽しみにしてくださってるなんて、とても嬉しいです！これからも読者の皆様の楽しみになれる作品になれるよう、頑張りますのでよろしくお願いいたします。テスト、頑張ってください！またコメントもお待ちしてますね。 (2017年9月8日 0時) (レス) id: 3f3c8daa7f (このIDを非表示/違反報告)
ありさん - とっても面白いです！テスト期間中のいい息抜きになっています。これからも楽しみにしています！頑張ってください！！ (2017年9月7日 22時) (レス) id: 7b2491b467 (このIDを非表示/違反報告)
海羅(プロフ) - ゆみかさん» ゆみかさん、コメントありがとうございます。読者の方々の作品への感想や更新を待ち望んでいただいてることをコメントをいただくことで私に届くのでとてもありがたく思っております。これからもよろしくお願いいたします。またコメントもお待ちしてますね。 (2017年9月6日 23時) (レス) id: 3f3c8daa7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海羅
| 作成日時：2017年6月25日 23時
