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36. ページ35

絶対に誤解されてるーーー!!

助けて、舘さん…。
あなたのせいなのよ…というかあなたのお友達…

特大な爆弾落として行きやがった…!



はあ。とりあえず、康二くんにカメラのこと連絡して…

舘さんにちょっと報告…はしなくていいや。
旅行楽しんでるだろうし。



夜食べないって言ってたし…
お昼ご飯、作って一緒に食べて仲直りしよ。

このまま3日間は過ごしたくないし。

ていうか喧嘩したのかも分かんないけど。



お昼まで、とりあえず夏休み中の課題を進める。


集中してるとパソコンに起動させてたアラームが作動。




「あ、もうこんな時間か。
お昼ご飯作るかーーーっ」




とりあえず家にあったものでオムライス。

それとオニオンスープにポテトサラダも作っちゃった。


冷めないうちに呼びに行こ。


翔太の部屋のドアを叩く。




「しょーた、お昼ご飯…作ったんだけど、たべる、?」





応答なし。

コンコンコン、と叩くけど…何もなし?そんなことある?




「翔太?入るよ」




初日に部屋に入るなと言われてから、律儀に守って
今初めて踏み入れる翔太の部屋。


シンプルにベッドとデスク。


ミニマリストってこういう人のことを言うのか…

ベッドのそばには扇風機がまわっていて、
翔太が寝ている。



…寝てるんかい。




「翔太ー、」


渡「んー…」


「翔太、ごはん作ったけど…」


渡「んー、食う…」


「じゃあ準備してるから、下りてきてね」


渡「んー」




リビングの方に下りてきて心を落ち着かせながら
用意をすすめる。




「え!?寝ぼけてる翔太の破壊力やばいな!?
私この3日間生きていられるかな!?」





渡「…なにひとりでアワアワしてんの」


「えっ!?いたの!?いつから?」


渡「今来たけど。腹減ったーーー」





聞いてなさそうだな?よかった。

ていうかなんか朝の出来事なかったような感じになってる?寝たら忘れるタイプ?


ま、いっか。




「「いただきまーす」」


「あのさ…翔太、」


渡「…なに」



ひーっ、やっぱり怒っていらっしゃる…?

ここは一か八かで。



「…私沖縄行かなかったのは、蓮が行くからとか行かないとか、メンバーが初対面とか、翔太が行かないでって言ったこととか、そんなことじゃなくて…」


渡「行かないでとは言ってねぇけど」


「そこはどうでもよくて」


渡「なんなんだよ笑」





「…私が翔太と一緒にいたいから…って言ったら、
困る?」

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年1月30日 16時

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