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92. ページ43

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家に帰るといい匂い。


「ただいまー!」



やっぱり家がいちばんいい。





「だてさーーーーーーんっ」



なんか、思いっきり舘さんに抱きつきたい気分で
リビングに繋がる扉を開けて、その人影に飛びついた。




宮「…おかえり、Aちゃん笑」


目「…おじゃましまーす」

菜「おじゃましますっ」



なんか、舘さんの声が遠くから聞こえた。
匂いも違う気がする。

…この人は、誰?


おそるおそる顔を上げると、




深「おかえりAちゃん」



キラキラスマイルのふっかさんだった。




「ぎゃっ、ごめんなさい、舘さんかと思って…!!」


深「ぎゃってなんかちょっと心にくるな。笑」




宮「2人ともいらっしゃい。
Aちゃん、ちょっと痩せたんじゃない?」


「舘さん、私もう無理かもしれないです」


宮「うん、お疲れさま。こっちおいで」




そして、学校の疲れと家に帰ってなかったストレスで、泣き疲れてしまった私はそのまま寝てしまったみたいで、

目が覚めたらリビングのソファでタオルケットがかけられていた。




「ん…うわ、寝ちゃった…、なんじ…」


ポケットに入っていたスマホを光らせると、
もう22時近く。



「うわ、最悪じゃん…菜月と蓮を連れて来といて寝るなんて」


渡「2人なら帰ったよ、1時間くらい前に」


「うわっ!?」


渡「…よ、」


「翔太…、帰ってきてたの」


渡「お前、何週間か家にも帰ってきてなかったらしいじゃん、心配かけんなよ」


「翔太には心配かけてないし、舘さんと康二くんにはちゃんと言ったもん」


渡「女の子が家に帰ってこなかったら連絡あっても心配になんだろ、物騒だし」


「私はダメで翔太は帰ってこなくてもいいんだ」


渡「今はお前の話してんだけど」


「それも舘さんに聞いたんでしょ?
LINEも無視、電話も出ない、家にも帰ってこない。
…私たち、付き合ってる意味あるのかな」


渡「お前、それ以上言ったら怒るぞ」


「だってそうじゃん。久々に電話きたと思ったら言い合いして終わっちゃうし、学校まで来てくれたと思ったら違う人といるし、毎晩毎晩何してんのか知らないけど彼女に連絡するヒマもないわけ?
コソコソと女と連絡取ってわざわざ高級レストランで食事する時間はあるくせに」


渡「はあ?ケンカごしになったのはAじゃん。人のせいにすんなよ、今日だってお前のこと迎えに行ったのに。別にやましいことなんかひとつもねぇんだよ」

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のりぞー(プロフ) - えええーーーー!!Σ(Д゚;/)/なんだか、悲しい…すごく続きが気になりますが、すでに泣きそうで…(>_<)更新、楽しみにしています。 (3月26日 20時) (レス) @page50 id: d71bdacb2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年2月12日 22時

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