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69. ページ20

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花火のフィナーレは外に出て、最高の盛り上がりだった。
みんなでワイワイ言いながら写真も撮りまくった。



時間が過ぎて花火が終わっても賑やかな時間は終わらず、騒がしい中をこっそりと抜けてトイレに。


廊下に出ると翔太が荷物もって立ってて。




渡「おい、帰んぞ」


「えっ?」


渡「みんな楽しく飲んでるしバレねぇだろ行くぞ」





なんかちょっと機嫌悪い…?

私の腕を引っ張って外に出るとパッと離して

駐車場まで1人で前をズンズンと歩いていて、私はそれを必死に追いかける。





「翔太、待ってよ!」





私の声にも耳を傾けずに歩いて車の鍵を開けたかと思うと私を助手席に突っ込んで、車を発進。





「翔太ってば、いたっ…ねぇ、何でそんなに怒ってんの」


渡「怒ってねぇよ」


「怒ってるじゃん…」





車でも何も話さないまま家について、また私の手を引いて玄関に入った。




「ねえ翔太ってば、手痛いから…っ、んんっ、」




玄関のドアが閉まった瞬間に激しめにキスが降ってきて、

逃げようにも後ろにはドアがあって身動きがとれないし、手はつかまれたままで何もできない。




「んっ、しょ、ちょっ、はぁっ、待ってってば!」




荷物も全部下に落として、いよいよ手が腰にまわり始めたからこの暴走を止めるために。





渡「う゛っ、痛ぇ…お前、これはナシだろ…っ」




急所を、思いっきり…やりたかったけど。
手加減はした。でも、蹴りあげてしまった私。




「勝手に機嫌悪くなって勝手に怒って力任せにこんなこと…」




落ちた荷物を全部拾って、翔太を玄関に置き去りにしてリビングに入る。







渡「お前さぁ、だからって大事なところ蹴んなよ、
使えなくなったらどうすんだよ」



痛みが和らいだのか、リビングに入ってきてソファにそのまま座った。




「はっ、使えなくなるほど蹴ってないし…!」


渡「ちょっとこっちきて座れ」


「やだよ怒ってるもん」


渡「お前のせいで怒ってるんだけど?」


「やっぱ怒ってんじゃん」


渡「いいから、早く座って、ここ」




極力間をあけてソファの端ギリギリに座った。





渡「俺に隠してることあんだろ」


「え、ないよ」


渡「はあ?即答かよ、」


「だって何もないもん、何?」


渡「俺は確信があるから言ってるんだけど」





機嫌悪いのは、花火のあとくらいだったっけ…?

みんなと楽しそうにしてたじゃん…。何?

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のりぞー(プロフ) - えええーーーー!!Σ(Д゚;/)/なんだか、悲しい…すごく続きが気になりますが、すでに泣きそうで…(>_<)更新、楽しみにしています。 (3月26日 20時) (レス) @page50 id: d71bdacb2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2024年2月12日 22時

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