・ ページ7
.
昨日の事を思い出し、返答に戸惑ってしまった。
「何？どうしたの？」
悲しい気持ちが溢れてくる…
佳織とのキスシーン。
フラッシュバックしたと同時に、頭がモヤモヤとして重くなる。
(なに…これ。)
「ちょっと…大丈夫？」
『え？あ、うん。
大丈夫…』
「あんた言ってたじゃない？
ジミンのダンスが一番好きって。
ダンスを見て、あんなにドキドキしたの初めて♡ってテンション凄かったじゃん(笑)」
『そうだね…凄く好きだよ。』
「他のメンバーも面白そうだし。
滞在は2週間だったっけ？」
『そう。』
「残りの日数も僅かだし、悔いのないように過ごしなよ？」
『…うん。』
美穂には、ユンギとジミンに抱きしめられた事や、ジミンと佳織とのキスの話はしなかった。
と言うより出来なかった。
話したところで美穂には関係ない話で…
ましてや『私、ユンギとジミンに抱きしめられたの〜』って、美穂からしたら「だから何？」な話題だし…
何より自分がそれを思い出す事で、辛くなったり苦しくなるのが嫌だった…
「まぁ、無事も確認出来たしそろそろ行くわ。」
『本当にありがとう。
そんで、ごめんね…迷惑掛けて。』
「あのね、確かに心配はしたけど迷惑だとは思ってないから。
そうやって謝る癖、直しな。」
『うん…ごめん。』
「だから、それ！(苦笑)」
『あ、うん…』
「じゃあね。
何かあったら、連絡しなよ？
分かった？」
『はい、分かりました隊長！』
「よろしい！(笑)
じゃ、またね。」
美穂が帰った後、美貴さんに連絡をした。
物凄く心配していて、ちょっとだけ怒られた。
今回のこの事は、大騒ぎになるだろうからって事で、バンタンの皆には言わないでいてくれたみたい。
昨日はあんな事になったけど、ユンギ、ジミン、ジンくん…
どうしてるかな…
ちゃんと話が出来なかった…
と言うより、話をするのが怖い。
そう言えば、何で皆いたんだろう？
わざわざ職場に来るなんて…
ジミンは、何で佳織と一緒にいてキスなんかしてたのかな…
“誤解だ、信じて”って…
勿論、信じたい。
ぐるぐると考え出すと、頭がまたモヤモヤする…
(ある意味でモヤモヤ病じゃん…)
表情が無くなり、頭がモヤモヤする…
明らかにおかしい事だって分かるのに。
私はそれを認めたくなかった。
この時、すぐに病院に行けば良かったと、
後々後悔する事になる…
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
姫星(プロフ) - 初めまして！お話読ませて頂きました。すごく面白くて大好きです！もしよろしければパスワードを教えて欲しいです。よろしくお願い致します。 (2021年10月9日 20時) (
レス) @page13 id: b0f4fa90f5 (このIDを非表示/違反報告)
Miyoshi(プロフ) - libicalさん» 初めまして！コメントありがとうございます！パスワードはメッセージに送らせて頂きました。ご確認下さい☆ (2021年9月24日 11時) (レス) id: 8b7a46973a (このIDを非表示/違反報告)
libical(プロフ) - 初めまして。お話読ませて頂きました。すごく面白くて、お話に引き込まれてしまいました。もし、よろしければ続きを読ませていただきたいので、パスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。 (2021年9月24日 7時) (レス) @page5 id: 412d77e60a (このIDを非表示/違反報告)
Miyoshi(プロフ) - minhoさん» 初めまして！面白いと言って頂けてとても嬉しいです(#^.^#)メッセージをお送りしたので、ご確認下さいm(._.)m (2021年7月27日 1時) (レス) id: 8b7a46973a (このIDを非表示/違反報告)
minho(プロフ) - はじめまして、凄く面白くて一気に読ませて頂きました！よろしかったら4のパスワードを教えて頂けないでしょうか？ (2021年7月26日 22時) (レス) id: fefe1bf8de (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Miyoshi | 作成日時：2021年4月9日 2時
