61.Deleteの幕開き ページ6
『話すと長くなるんだけど…』
私は美穂に今までの事を簡単に説明した。
「ひぇ〜っ！
あの後そんな事になってたんだ…
そんな偶然が…」
『うん…』
「私があんな話した後に、そんなミラクルが起こるなんてねぇ…
あの時は気まずい感じになったけど、良かったじゃん？」
『本当だね。』
「でもさ、佳織がまた現れたなんて…
あんたもツイてないね…(苦笑)」
美穂とは、幼稚園から高校までずっと一緒だった、謂わば幼馴染みと言う名の腐れ縁の仲。
長い付き合いの中で、佳織の事もよく知っている。
「で、今日の無断欠勤に繋がる訳か…
まぁ、行きたくない気持ちは分かるけど、連絡くらいしなさいよ(苦笑)
大人なんだから。
皆、相当心配してたみたいだよ？」
『それは、本当に反省してる…
ちょっと自暴自棄って言うか…
どうなってもいいやって思っちゃって。』
「まぁ、本当に無事で良かったよ。
あれだけインターホン鳴らしたのに出て来ないから。
ほんの少し“もしかしたら…”
って頭を過ったからね。」
(“帰れ帰れ〜”
って思ってた事は言わないでおこう…)
『美穂、あのさ…』
「ん？何？」
『私の表情どう？』
「どう？って、普通だけど？」
『今、笑ってるって言うか微笑んでるんだけど…』
「……あー…うん。
微笑んでないね。」
『やっぱりそうなんだ…』
「何がどうなってこうなってんの？」
『分からない…
けど、多分佳織の事で色々あり過ぎて…
なのかなぁって思ってる。』
「なるほどね…。
病院に行ってみたら？」
『そうなるよね…』
「仕事、これから休むにしても診断書とか必要になるんじゃない？」
『確かに。』
「何でも早目の行動が良いよ。」
『うん………』
秀人君や職場の同僚達を信じていない訳ではないけど、自分の表情が無くなっていると言う事を信じたくない気持ちがまだある。
でも、美穂にも笑えてない私の姿しか映っていない…
潔く認めよう。
すると唐突に
「ところで、生のミン・ユンギどうよ？」
『は？！
そりゃ…格好良いに決まってるでしょ…』
「ふぅ〜ん…」
『な、何…？』
「表情は無いけど、照れてる雰囲気は出てる(笑)」
試されたのか…
でもやっぱり表情無いんだな…
『そ…そう？
それはそれで良かったと喜ぶべきなのかな？』
「安心材料にはならないけどね。
そうかぁ、ミン・ユンギ格好良いかぁ。
あ、あとパク・ジミンは？」
『…ジミン……』
.
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姫星(プロフ) - 初めまして！お話読ませて頂きました。すごく面白くて大好きです！もしよろしければパスワードを教えて欲しいです。よろしくお願い致します。 (2021年10月9日 20時) (
レス) @page13 id: b0f4fa90f5 (このIDを非表示/違反報告)
Miyoshi(プロフ) - libicalさん» 初めまして！コメントありがとうございます！パスワードはメッセージに送らせて頂きました。ご確認下さい☆ (2021年9月24日 11時) (レス) id: 8b7a46973a (このIDを非表示/違反報告)
libical(プロフ) - 初めまして。お話読ませて頂きました。すごく面白くて、お話に引き込まれてしまいました。もし、よろしければ続きを読ませていただきたいので、パスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。 (2021年9月24日 7時) (レス) @page5 id: 412d77e60a (このIDを非表示/違反報告)
Miyoshi(プロフ) - minhoさん» 初めまして！面白いと言って頂けてとても嬉しいです(#^.^#)メッセージをお送りしたので、ご確認下さいm(._.)m (2021年7月27日 1時) (レス) id: 8b7a46973a (このIDを非表示/違反報告)
minho(プロフ) - はじめまして、凄く面白くて一気に読ませて頂きました！よろしかったら4のパスワードを教えて頂けないでしょうか？ (2021年7月26日 22時) (レス) id: fefe1bf8de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Miyoshi | 作成日時：2021年4月9日 2時
