60.親友の助言 ページ5
-JM side-
日本滞在5日目。
昨日Aさんは、今度話そうと言っていた…
淋しい気持ちになったけど、正直ホッとしている。
キスされている所を見られてしまった…
見られたくなかった。
しかも、一瞬僕の事忘れてた?
ユンギヒョンも驚いた顔をしてたから、気のせいではないと思う…
(ちゃんと謝れてない…謝りたい。
でも、会うのが怖い…)
ちゃんと謝って元の状態に戻れても、Aさんに関わればまたその関係を壊される…
あの人はそう言っていた。
昨日の帰り。
僕はAさんの後ろ姿を見て、抱きしめたくなった。
〔信じられなくて本当にごめんなさい…
ずっと味方でいるから、大丈夫だから…〕
そう言って抱きしめたかった。
でも…
守る為には離れなきゃいけないって事なんだよね?それは無理な話だよ…
そんな事を考えていると、テヒョナが何やら悩みながら部屋をうろうろしている。
《やぁ〜テヒョナ…何悩んでるの?》
《タナに何のお土産買って帰ろうかなぁって♪
日本のペットショップって、面白いの沢山売ってるんだよ〜♪だから迷っちゃって!》
《…(苦笑)》
《………。
ジミナ…泣くなよ。》
《え??
別に泣いてないじゃん(苦笑)》
《心が泣いてる…》
《…………》
テヒョナは勘が鋭い。
《どうしたの?》
《僕…Aさんの事が好きなんだ…。》
《そっか。》
《テヒョナは覚えてる?
この前買い物の時に会った女の人…》
《あぁ、何となく?》
《その人、
「Aが嫌いだから、Aの幸せは全部壊す。」って…言ってたんだ。》
《…幸せを壊す事は大罪なんだよ。
他人の幸せでも、自分の幸せでも。
…ジミナはどうしたいの?
僕は、そんな人の気持ちよりジミナの気持ちが大事だと思うけど?》
《僕の気持ち…か。
Aさんの事を本気で好きになった………
わぁぁーー!
ちゃんと気持ちに気付いたら、凄く恥ずかしい……》
《あのさ、それってその人にバレなきゃ、いくらでもイチャイチャして良いんじゃないの?》
《あ…完全に盲点だった…
って、イチャイチャなんてしないから!》
《えぇ〜?そう?
ちゃっかり初日にギュウってしてたじゃん。》
《あれは…!
まぁ、気になる切っ掛けにはなったけど…》
《まぁ、その人にバレないように頑張ったらいいよ。僕も応援する!》
《テヒョナ…ありがとね!》
《うん!》
僕を一瞬忘れていた…
Aさんのその小さな変化…
それがこれから大きな問題になる…
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姫星(プロフ) - 初めまして!お話読ませて頂きました。すごく面白くて大好きです!もしよろしければパスワードを教えて欲しいです。よろしくお願い致します。 (2021年10月9日 20時) (レス) @page13 id: b0f4fa90f5 (このIDを非表示/違反報告)
Miyoshi(プロフ) - libicalさん» 初めまして!コメントありがとうございます!パスワードはメッセージに送らせて頂きました。ご確認下さい☆ (2021年9月24日 11時) (レス) id: 8b7a46973a (このIDを非表示/違反報告)
libical(プロフ) - 初めまして。お話読ませて頂きました。すごく面白くて、お話に引き込まれてしまいました。もし、よろしければ続きを読ませていただきたいので、パスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。 (2021年9月24日 7時) (レス) @page5 id: 412d77e60a (このIDを非表示/違反報告)
Miyoshi(プロフ) - minhoさん» 初めまして!面白いと言って頂けてとても嬉しいです(#^.^#)メッセージをお送りしたので、ご確認下さいm(._.)m (2021年7月27日 1時) (レス) id: 8b7a46973a (このIDを非表示/違反報告)
minho(プロフ) - はじめまして、凄く面白くて一気に読ませて頂きました!よろしかったら4のパスワードを教えて頂けないでしょうか? (2021年7月26日 22時) (レス) id: fefe1bf8de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Miyoshi | 作成日時:2021年4月9日 2時