80.一か八か ページ37
-YG side-
美貴さんが帰って来た。
だけど…
沈んだ顔をしている。
《お帰りなさい。》
《……………》
難しい顔をして、心ここにあらずと言った感じだ。
《美貴さん？》
《え？
あぁ、ただいま…！》
《何かありました？》
《いや……、うん……》
言葉を濁す美貴さん。
そんな中、ジミナもリビングへやって来た。
JM《お帰りなさい！
Aさんの様子どうでしたか？！》
そう尋ねるジミナの言葉に、俯き加減でも美貴さんの悲しそうな表情が見えた。
《……………》
明らかに何かがあったのが分かる。
でも、中々言葉が出てこない様子だった。
《良くない…感じですか？》
《………皆も呼んで来てくれる？
全員に話したい事があるから。》
《はい…。》
………………………………………………
皆がリビングに集まりソファーに座る。
俺は美貴さんが帰って来た時の様子で嫌な予感しかなかったけど、その予感が外れる事を祈った。
《美貴さん、どうでした？》
ヒョンがだめ押しでそう聞いた瞬間、美貴さんは泣き出してしまった。
《えっ！？ちょっと大丈夫ですか？！》
JH《美貴さん！？》
RM《どうなってるんだ…？》
JM《美貴さん…》
TH《…》
JK《…………》
《話すのは落ち着いてからで良いです…》
《ごめ……っ、大丈夫…
ふぅ………》
俺の予感はやっぱり当たってしまっているらしい。
涙を拭き、大きく深呼吸をした美貴さんは意を決して、俺らに話してくれた。
…………………………………………………
《皆…
Aちゃんなんやけど…
ちょっと色々あって、今仕事休んどるんや。
この前、お店で会った佳織って子がおったやろ…
あの娘が原因や。》
《仕事を休んでる話なら、あの店であの人に聞きました。》
《そうやったんか……。
ええと…この話をするのは、ほんまに…
何て言うたらええんか…
はぁ…》
余程言いにくい事なのか…
《あんな、Aちゃん…
皆の事忘れてしもうてんねや……》
《は？どう言う事ですか？》
《今日、皆心配してるって話をAちゃんにしたんやけど…
この前ユンギ君が、一瞬だけジミン君の事忘れてたって話はうちにしてくれたやろ。
でも…今日はジミン君だけじゃなくて他のメンバーの事も忘れとったんや…
“何で私の事を知らない人達が、私の心配をするの？”って……》
JN《そんな………！》
JM《なんで………》
.
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姫星(プロフ) - 初めまして！お話読ませて頂きました。すごく面白くて大好きです！もしよろしければパスワードを教えて欲しいです。よろしくお願い致します。 (2021年10月9日 20時) (
レス) @page13 id: b0f4fa90f5 (このIDを非表示/違反報告)
Miyoshi(プロフ) - libicalさん» 初めまして！コメントありがとうございます！パスワードはメッセージに送らせて頂きました。ご確認下さい☆ (2021年9月24日 11時) (レス) id: 8b7a46973a (このIDを非表示/違反報告)
libical(プロフ) - 初めまして。お話読ませて頂きました。すごく面白くて、お話に引き込まれてしまいました。もし、よろしければ続きを読ませていただきたいので、パスワードを教えていただきたいです。よろしくお願いいたします。 (2021年9月24日 7時) (レス) @page5 id: 412d77e60a (このIDを非表示/違反報告)
Miyoshi(プロフ) - minhoさん» 初めまして！面白いと言って頂けてとても嬉しいです(#^.^#)メッセージをお送りしたので、ご確認下さいm(._.)m (2021年7月27日 1時) (レス) id: 8b7a46973a (このIDを非表示/違反報告)
minho(プロフ) - はじめまして、凄く面白くて一気に読ませて頂きました！よろしかったら4のパスワードを教えて頂けないでしょうか？ (2021年7月26日 22時) (レス) id: fefe1bf8de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Miyoshi | 作成日時：2021年4月9日 2時
