プロローグ ページ1
「貴方たちは多重人格のヒューマギアだったから、二人のヒューマギアに分けられたの」
「人間との共存を望むチルノと、人類の滅亡を望むルーミア」
「貴方たちは互いに正反対の思考を持っている。けれど、元は一つだったということを忘れないで」
ルーミア「・・・ねえ・・・」
チルノ「どうしたの?」
ルーミア「どうしてあなたは、人間との共存を望むの?人間なんて、私たちを道具としか見てないんだよ?」
チルノ「・・・私は、私たちを道具としてみていない人間を増やしたいの。共存するためには、それが一番だから・・・それに、ルーミアだって人間が私たちと道具としてみたりしなきゃ、人類滅亡なんて望まないでしょ?」
ルーミア「・・・どうだろうね・・・私は、人間が大嫌いだから・・・」
チルノ「そっか・・・私は、人間が大好きだから・・・」
ルーミア「・・・私たちって、本当に正反対の思考を持ってるんだね・・・」
チルノ「でもさ、元は一つだったんだから二人で一つ・・・ルーミアは私にとっての相棒だよね!!」
ルーミア「・・・相棒・・・?」
チルノ「うん!!きっとそうだよ!!」
ルーミア「・・・そうかもね・・・でも、私たちは一緒にいない方がいいと思うよ」
チルノ「え・・・なんで?」
ルーミア「対立して、喧嘩になったら嫌だもん・・・私、あなたのこと嫌いじゃない・・・寧ろ好きな方だからさ・・・」
チルノ「わかった、じゃあまたどこかで会おうね、ルーミア」
ルーミア「そうだね・・・チルノちゃん・・・」
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作者名:フランドール | 作成日時:2020年7月29日 19時