EP３４ ページ36
No side
松田「じゃあ、もう慣れたんだな」
貴「えぇ！毎日が楽しいわ！！」
Aと松田は笑顔で話していた。その様子を不死川は遠目から見ていた。
不死川「談笑している所悪ぃが、Aこっちに来い。
残された住民が居ないか念の為確認することになった。」
貴「えぇ、実弥さん！！」
Aが笑顔で不死川を名前で呼んだ。
松田「……おい」
貴「…？どうしたの？」
松田「……いや、気をつけろよ」
貴「分かったわ！また後で話しましょうね！！」
松田「おぅ」
松田はAに名前を呼ばれたことがなかった。
なんだかモヤモヤする……そう思いながら松田は現場に戻った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「この建物の3階に子供が取り残されている可能性がある。直ちに救助せよ」
実弥「A、行けるか？」
貴「えぇ！もちろんよ！！
(実弥さんの真面目な顔……素敵！！
キュンキュンしちゃうわ！！)」
Aは胸をときめかせながら実弥と3階に向かった。
実弥「時間が少ない……すぐに救助するぞ」
貴「はい！」
実弥がはドアを蹴破りAは中に入った。
貴「どこかしら……」
Aが家の中を見渡すと隅の方に誰かが蹲っていた。
貴「もう大丈夫よ！早く出ましょう！！」
「お姉ちゃん……ありがとう」
貴「どういたしまして！さっ、行きましょう！！」
Aは男の子の腕を引き出ようとした。
その瞬間、大きな音がしドアの前に瓦礫が落ちた。
実弥「おいっ！A、大丈夫か？！」
貴「えぇ！大丈夫！」
実弥「クソっ、避難経路が途絶えたか……」
貴「……実弥さん！私、ベランダから行くわ！！
だから、実弥さんは早くここから脱出してください！！」
実弥「……死ぬなよ」
貴「もちろんよ！」
Aはできるだけ大きな声で返事をし、少年に向き直った。
貴「……避難経路が塞がれちゃったから
ベランダからお姉ちゃんが飛び下りることになったの…
ごめんなさいね、もう少し早かったら怖い思いを
しなかったのに……
絶対にお姉ちゃんが助けるから信じてくれる？」
少年はこくりと首を縦に振った。
貴「よしっ！じゃあ、しっかり掴まっててね！！」
Aは少年を抱き抱え、助走をつけて飛び降りた。
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おおいぬ座(プロフ) - パンダの置物さん» 私映画派なんですけどいいですよね〜いつかお話を書きたいと思ってます！ (2月2日 16時) (
レス) id: d02839d650 (このIDを非表示/違反報告)
パンダの置物 - このお話大好きです。更新頑張って下さい！私もハリポタ大好きです！全巻＋呪いの子も読んでますよ！ (2月2日 10時) (レス) id: 4f299cc4a1 (このIDを非表示/違反報告)
灰猫 - 小説面白いです。鬼滅のアニメで甘露寺の戦闘シーンを見てからこのお話がとても読みたくなりました。続きを楽しみにしています。 (6月20日 23時) (レス) id: 6fa351c8a2 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - 続き待ってます (6月19日 14時) (レス) id: 3767ef094f (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - ムスメ3さん» ありがとうございます！速急に直します！ (6月3日 6時) (レス) id: d02839d650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おおいぬ座 | 作成日時：2023年3月31日 10時
