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EP29 ページ31

萩原side


貴「それじゃあ…私が秘密にしていたことを話すわ」


Aちゃんはそう言って俺たちに話してくれた。


貴「皆は信じないかもしれないけど、私は前世の記憶があるの」


降谷「前世…」


貴「そう、わたしは前世で鬼殺隊に入隊して鬼を倒しに

色んなところに行ったわぁ……北から南までね」


松田「そんなこと可能なのか?」


貴「えぇ!呼吸ってものを使うのよ!!」


Aちゃんは見てて!と言い俺たちに”呼吸”を見せてくれた。それは、俺たちが知ってる”呼吸”とは全くの別物だった。


萩原「つまり、Aちゃんはその”呼吸”ってのを使って鬼を倒してたの?」


貴「えぇ呼吸にも色んな種類があるわ!

水、炎、岩、雷、風、これを皆は駆使しているの!」


諸伏「Aちゃんは何の呼吸を使ってるの?」


貴「私は、炎の呼吸から派生した恋の呼吸を使っているの!お姉ちゃんも同じよ!」


伊達「そうなのか…鬼ってのはどんな存在なんだ?」


班長がそう聞くと、Aちゃんの顔は一気に暗くなった。
そして、Aちゃんは重たい口を開いた。



貴「……鬼は人を喰らうの。

人が主食で人間を食べて生活している…

だから、たくさんの人が犠牲になってたの…」


伊達「すまねぇ、言いづらかったな」


貴「大丈夫よ!気にしないで!!」

Aちゃんは笑顔で答える


松田「あんま、言いたくねぇかもしれねぇけどよて

甘露寺の最期はどうだったんだ?

幸せ……だったか?」


貴「えぇ、幸せよ!

鬼がいなくなって、大切な人たちに見守られて逝けたもの」


彼女は笑顔で言ったが俺は言葉が出なかった。
俺よりも小さい彼女が多くの人の命を背負って、助けて、死んでしまって。
そんなこと…俺だったら………無理だ。
彼女はそんな暗い雰囲気を察したのか明るくこう言った。


貴「で、でも!鬼はもう居なくなったし、今も幸せだからいいのよ?

そんなに暗い顔をしないで?私、笑って欲しいの!!

そのために、頑張ったのよ!」


彼女はそう言って俺たちに声をかけた。

なら、

萩原「そっかぁ〜じゃあ、俺毎日笑うね!!」

俺はおちゃらけた感じでそう言った
もちろん、”君のためにね”って言葉を伏せたよ?


諸伏「僕も笑って過ごすよ!」

僕も、俺もと俺たちの中で声が上がった。
”これからは俺たちで守るから”俺はそう思いながらAちゃんの部屋から出た。

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おおいぬ座(プロフ) - パンダの置物さん» 私映画派なんですけどいいですよね〜いつかお話を書きたいと思ってます! (2月2日 16時) (レス) id: d02839d650 (このIDを非表示/違反報告)
パンダの置物 - このお話大好きです。更新頑張って下さい!私もハリポタ大好きです!全巻+呪いの子も読んでますよ! (2月2日 10時) (レス) id: 4f299cc4a1 (このIDを非表示/違反報告)
灰猫 - 小説面白いです。鬼滅のアニメで甘露寺の戦闘シーンを見てからこのお話がとても読みたくなりました。続きを楽しみにしています。 (6月20日 23時) (レス) id: 6fa351c8a2 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - 続き待ってます (6月19日 14時) (レス) id: 3767ef094f (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - ムスメ3さん» ありがとうございます!速急に直します! (6月3日 6時) (レス) id: d02839d650 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おおいぬ座 | 作成日時:2023年3月31日 10時

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