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EP19 ページ20

貴方side

貴(ここが道場……広いわぁ)


道場の広さに圧巻されていたが直ぐに授業が始まった。
私の最初の相手は男の子だった。


貴「よっ、よろしくね!!」


「ハハッお手柔らかによろしく〜」


相手は私の事を馬鹿にしているように感じられた。


「まぁ、こんなヒョロヒョロの女なんて数秒で終わるだろw」ボソッ


他のみんなにはバレてないと思っているのかもしれないけど意地悪な言葉はしっかりと私の耳に入った。



貴(手加減しようと思ったけど……

意地悪してくる人に手加減は必要ないわね……)


私は少し腹が立ったので手加減することをやめた。


鬼塚「それでは……………………始め」


相手が顔目掛けて竹刀を振り下ろしたがAはそれを素早くかわした。
そして、


貴(炎の呼吸……弐ノ型、 昇り炎天!)


Aは癖で、呼吸を使ってしまったが竹刀は相手の面をしっかりと叩いた。


貴(えっ……………

やってしまったわぁぁぁぁぁ!!

まだ、恋の呼吸がしっかりできてなかったから

炎の呼吸も使えないと思ったけど……

まさか使えるなんて……どっどうしましょう!!)


「おい、ふざけんなよ!!」


Aが焦っていると急に声が聞こえてきた。


「なんで、俺が負けんだよ!!おかしいだろ!」


対戦相手の声だった。
相手は、私に負けたことが悔しいみたい……


「クソっ、甘露寺って本当に気持ちわりぃな」ボソッ


心もないその言葉は他の人には聞こえていないが
前にいた私にはしっかりと聞こえてしまった。


降谷「おい、負けたからってそんなこと言わなくていいんじゃないか?」


降谷くんが庇ってくれた。


「だっ、だって!

コイツ、髪色も変だし飯を食べる量だって多すぎだろ!!

こんなやつ、女として終わってんだよ!!!」


”女として終わってる”この言葉は前世にお見合いした相手にも言われた言葉だった。



貴「…やだっ、ごめんなさい……涙が……………」ポロポロ


Aは泣いてしまった。
Aが立ち去ろうとした瞬間、目の前の男が吹っ飛んで行った。


松田「おめぇの方が終わってんだろ」


松田がAの前に立った。


萩原「確かに〜でもジンペーちゃん、流石に殴るのはダメでしょ〜」


萩原は大丈夫?と声をかけながらA頭を撫でた。

すると突然、鬼塚教官の声が聞こえてきた。

鬼塚「おい!なんの騒ぎだ!!」

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おおいぬ座(プロフ) - パンダの置物さん» 私映画派なんですけどいいですよね〜いつかお話を書きたいと思ってます! (2月2日 16時) (レス) id: d02839d650 (このIDを非表示/違反報告)
パンダの置物 - このお話大好きです。更新頑張って下さい!私もハリポタ大好きです!全巻+呪いの子も読んでますよ! (2月2日 10時) (レス) id: 4f299cc4a1 (このIDを非表示/違反報告)
灰猫 - 小説面白いです。鬼滅のアニメで甘露寺の戦闘シーンを見てからこのお話がとても読みたくなりました。続きを楽しみにしています。 (6月20日 23時) (レス) id: 6fa351c8a2 (このIDを非表示/違反報告)
神楽 - 続き待ってます (6月19日 14時) (レス) id: 3767ef094f (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - ムスメ3さん» ありがとうございます!速急に直します! (6月3日 6時) (レス) id: d02839d650 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おおいぬ座 | 作成日時:2023年3月31日 10時

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