天才は今日も音を彩る2【アイナナ】 (ページ39)

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81話ページ39

貴方side

万｢…最近、元気ない子が多いな…。｣

紡｢はい…。MEZZO"は雰囲気良くなったんですけどね…｣

｢…そうだね…｣

今、事務所で最近のみんなの様子について話し合う。

人気になればなるほど、アンチだったり、悪口だったりが目立つようになってくる。

万｢ファンレターやファンメールもたくさん来ている。…だけど、みんな、根が真面目だから、要求する声の方に引きずられてしまっているのかな…｣

紡｢以前は、全員が前に前に向かっていました。でも、今は、ほかのメンバーのファンに気兼ねして、足を踏み出しかねているような感じがします…｣

｢……私が、私たちマネージャーが支えなきゃ…｣

紡｢えっ？｣

｢今が1番大変な時期だって、百さんが教えてくれた。それに＿＿＿＿｣

私も昔、経験したから…。

｢だから、誰も悪くない。でも、この時期に潰れていく…｣

だからこそ、私たちが支えなくてどうするんだ…。

音｢そうだよ｣

｢社長…｣

音｢センターの変更も他に選択肢はなかった。Aくんの選択は正しかった。突然のトラブルにみんな最善を尽くしてくれている。でも、努力が実って、成功を手に入れかけて、たくさんのファンを手に入れかけているのに、自信を失って、不安になってしまう。こんな時に必要なものをAくん、君はもう、わかっているね｣

｢…はい。みんなに必要なものは心の支えです。好きも、嫌いも、視線も、笑い声も、ナイフや銃より、時には怖いものだから。そんな戦場でも、IDOLiSH7のみんなは、アイドルっていう人達は、少しでも多くの笑顔を作ろうと頑張ってくれるから｣

だから私は＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿、

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｢1億のノーに勝つイエスを伝えてきます｣