天才は今日も音を彩る2【アイナナ】

75話 ページ33

貴方side

私は今、アイナナ寮でシャッフルユニットの曲について考えてるんだけど……。

壮｢はぁ……｣

明らかに、壮五さんの様子がおかしい…。

どうしたんだろ…。

｢壮五さん、どうかしました？さっきからため息ばかりついてるように見えるんですが…｣

｢…ちょっと、ね、色々考えてて…｣

｢……壮五さんの悪い癖ですね…｣

壮｢え？｣

自分ではわかってないようだな…

｢壮五さんは、溜め込みすぎ。少しは頼ってください。何かありましたよね？｣

壮｢!!…ありがとう。実は＿＿＿＿｣

壮五さんは、全て話してくれた。

それで分かったことは、環くんに雰囲気の似てた子に会ったということ、その子がもしかしたら環くんの妹かもしれないということ、その事を環くんに言うべきかということ…。

｢話してくれてありがとうございます。確かに、その子は環くんの妹さんかもしれませんね…｣

壮｢そう、だよね…。でも、今、環くんは口をきいてくれなくて…｣

仲直り…出来てないのか…

｢そうなんですね…。でも、まずはおふたりが仲直りすることです。私も協力します…。仲のいいおふたりが好きなので…｣

壮｢ありがとう…！｣

｢いえいえ｣

早く2人が、仲直りしますように＿＿＿＿。

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