天才は今日も音を彩る2【アイナナ】

65話 ページ18

陸side

天｢みんな！今日はどうもありがとう！｣

｢はぁ、TRIGGERのライブの天にぃ、いつ観ても、格好いいな…。なんで双子なのに、こんなに違うんだろう…｣

天｢ありがとう！大好きだよ！｣

｢…。嘘ばっか…。怖い顔で怒ったくせに…｣

怖い顔で怒ったけど、天にぃの言ってることは最もだ。

Aさんは、オレが必要だって言ってくれたけど…やっぱり…

コンコン

｢はーい。ビデオ観てるから、ご飯まだいいよ｣

ガチャ

天｢陸｣

｢まだいいって…。…！？…天にぃ！？｣

天｢…｣

｢…っ、夢…｣

天｢夢じゃないよ｣

｢ビデオ観ながら寝ちゃっ｣

天｢寝ちゃってない｣

｢…ほ、本物…？｣

天にぃが、オレの部屋にいるはずないのに…。

天｢そうだよ。陸に会いに来たよ｣

｢…天にぃ…｣

天｢えらいね。ちゃんと部屋綺麗にしてる。具合は？先生のところに通ってるの？…夜は眠れてる？｣

｢う、うん…｣

これだから、天にぃは…。

冷たく突き放したと思えば、こんなに優しくしてくる。

ずるいよ…天にぃは…。







･






貴方side

｢よし、これでいいかな…｣

天くんは、何を飲むかわからないから、一応無難なお茶にした。

お茶を運ぼうとした時、リビングに壮五さんとナギくんが来た。

ナ｢OH！A！何してるんです？｣

｢陸くんの部屋にお茶を運ぼうと思って｣

壮｢誰か、来てるの？｣

｢天くんが来てます｣

壮｢九条さんが！？｣

ナ｢OH…ソウゴ…落ち着いてくだサーイ…｣

ピンポーン

壮｢お客さんだ。ちょっと出てくるね｣

そして、壮五さんは、玄関に向かった。

私も陸くん達にお茶を渡さなきゃいけないので、その後をついて行く。

ガチャ

百｢こんばんはー！Re:valeでーす！｣

突然の訪問者は、Re:valeでした。

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