天才は今日も音を彩る2【アイナナ】

60話 ページ13

貴方side

環/壮｢｢恋のかけら？｣｣

｢うん、今回のMEZZO"の曲は『恋のかけら』。これは、MEZZO"が生まれ変わるための曲です。環くんと、壮五さんの声の良さをふんだんにいれたので、よろしくね｣

壮｢ふんだんにいれたって…｣

環｢まさか、ゆーちゃんが俺らの曲、作ったの？｣

｢うん。そうだよ。この曲で、2人が一回り成長するきっかけになればいいかな…｣

紡｢大丈夫ですよ！Aさんの曲は素晴らしいし、環さんと壮五さん、お2人の歌声は、とても相性がいいですから！｣

環/壮｢｢…はぁ…｣｣

紡｢ま、また釈然としない顔をされて…｣

壮｢と、とりあえず、聴いてみようか｣

そう言って、2人は私の作った曲に耳を傾ける。



やばい…。なんかドキドキしてきた…。

曲作るとか久しぶりだし、変だったらどうしよう…。



壮｢……うん、すっっごく良いです！Aさん！｣

環｢俺もそー思う！この曲早く歌いてぇ！｣

｢!!あ、ありがとう…/////｣

紡/環/壮｢｢｢(可愛い…)｣｣｣

壮｢でも、まだリリースの予定が決まってないんだよね？｣

｢はい…｣

環｢ライブやテレビで歌わねぇの？｣

｢うん。この曲は1番いい時期に歌ってもらう。2人が生まれ変わるきっかけになる曲にしたから｣

壮｢生まれ変わるかなぁ…｣

環｢俺たち、だいたい、こんなもんだと思うけどなぁ…｣









･








紡｢本当にお二人は生まれ変われるのでしょうか？｣

｢今はまだ、ドライな関係だけど…、きっと2人は生まれ変われるよ…。私はそう信じてる｣

2人は親密になることを諦めた、冷めた感じは、寂しい…。というか少し問題かな…

こんなに相性のいい歌声なのに。

2人の声は、2人の魅力を引き立てる。

特にこの曲には2人の魅力を詰め込んだ。







＿＿＿＿＿＿＿＿『恋のかけら』＿＿＿＿＿＿＿＿









この曲が2人の生まれ変わる曲になりますように＿＿

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