Send your feelings (ページ39)

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慧「当たり前です。ずっと言ってますけど、Aは世界一可愛い妹なんで。」

どんな時でもAのことを世界一可愛いって言うのは慧人らしいななんて思う。

世「ん～でもね慧人、無理って訳じゃないけど、やっぱり兄妹だから難しいんだよね。でも、彼氏が出来てAが慧人から離れてくなんて思えないけどね。Aはそんな人じゃないし。」

慧「確かにそうかも…Aはどんな時でも僕を見捨てないでずっと一緒にいてくれたし…。」

世「そうだよね。それで彼氏ができてAが急に慧人から離れると思う？」

慧「思い……ません。」

世「でしょ？多少はいる時間は減っちゃうかもしれないけど、それが0になることはないから。」

慧「はい…ありがとうございます…！」

すると慧人は俺からパッと離れ、グラウンドが見える窓から

慧「Aーーーーーーーーーー！！！」

と叫びながらぶんぶん腕が取れるんじゃないかって勢いで振ってる。

俺も窓から外を見るとAが慧人に笑いながら手を振り返していて、それを夏喜と颯太、サッカー部員の人たちが見ていた。

澤「相変わらずすっごいなぁ…。」

ポツリと心の声を出すと後ろから世界先生がニヤニヤしながら来る。

世「そう言ってるけど澤夏はAのこと好きじゃないの？」

その質問に俺はフッと笑いながら

澤「そおですね。俺はAの相談屋なんで。それに普段隣にこんなにゾッコンな人がいたら逆に好きになれないですよ。笑」

と答える。その答えを聞いて世界先生もクスリと笑う。

世「確かにそうかも。笑じゃ、そろそろこっちも練習再開すっかぁ！慧人、気合入れろーー！」

慧「はーーーい！」

窓を閉めて音楽を流して練習再開した。