Send your feelings (ページ28)

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「ちょ！黎弥くんしっかりして！澤夏くん！私ハンカチ濡らしてくるからその間黎弥くん見てて！」

Aは大急ぎで近くの水道に走っていった。

澤「ちょ！…黎弥、大丈夫か？」

黎「…うるせー。俺に構うなよ。別にいつものことだし。」

体を起こしても黎弥は俺を睨みっぱなしだった。

「お待たせ！すぐ血拭くね！」

頭や頬に当てて、Aは血を優しく拭き取る。

「…よしっ！ごめんね。このサイズの絆創膏しかないから頭に貼れないや。」

カバンの中から絆創膏を取り出して手際良く頬や手の甲に貼っていった。

「頭には貼れてないから、このハンカチ使って押さえて？返さなくてもいいから。」

黎「…ありがと。ってかお前優等生だろ。俺みたいなやつになんで絡むんだよ。」

黎弥は睨みを凄いきかしてきて。咄嗟にAを後ろに隠す。でもAは怯む様子もなく

「え？だってあんなに怪我してたら助けるでしょ？」

黎「！！」

「それに黎弥くん、いつも痛々しい傷ばっかり付けてて心配だったし。」

黎「…//お前かわってんな。」

「そう～？ま、今日はゆっくりしてね！後改めてよろしく！私木村A！」

澤「俺澤本夏輝。夏輝でいいよ。」

黎「…瀬口黎弥。黎弥でいい。」

「黎くんはあり？？」

黎「…何でもいいよ。今日はありがとな。じゃあ。」

「黎くんじゃあねーー！」

手をヒラヒラさせて黎弥は帰っていった。

～現在～

澤「…って言うこと。」

堀「そんなこと合ったんだ。ほんとにAは優しいんだな。」

澤「ハハッ、そうだね。」

堀「そうだ。さっき聞いてて気になったんだけど、澤夏くんとA、なんの話ししてたの？やっぱり恋愛関係だよね？」

澤「あーそれはね、、、秘密。」

堀「えーーー！教えれない？」

澤「Aのプライベートもあるからね。」

堀「…そうだね。」

澤「じゃあここでだね。また明日。」

堀「ん。明日もがんばろ。」

手を振って澤夏くんと別れて1人帰り道を歩く。

今日からはちゃめちゃな3週間が始まるけど、Aに近づけるチャンスの3週間だと思うと全然苦痛じゃなかった。