５５✓ ページ6
.
「言ってなかったっけ？」と言うらっだぁに対し、コンタミときょーは口を揃えて「「聞いてない」」否定する
kyo「つか、味方最大の脅威って…あぁ、ゾムさんか。なるほどなぁ…」
cn「確かに。あのゾムさんが不審者を見間違えるとは考えにくいかも」
そう口に出したコンタミは(だから我々国と運営国に関わりがあることを提言していたのか…)と改めて総統の思惑を知る
それと同時に
cn「らっだぁって、相変わらず変な所でコミニュケーション能力死んでるよね」
とも
rd「えぇ？？」
cn「自分が優位に立ちたい会話をする時には自分の今持っている手札を強調する。まぁ、それで
コンタミは藍色の瞳を鋭く光らせながら言う。相手に自分の言いたいことを察しろと促すのは最後の最後でいい、と
相手が追い詰められ、逃げれなくなり自分の最後を悟ったその時に強者の余裕を見せればいいのだ
じっくりとイカの触手が獲物を絞め殺すように、ゆっくりと静かに手中に堕ちるまで追い詰めていく…それが、らっだぁ運営国を支える外交官コンタミ・カラマの外交術
けれど、らっだぁは殆ど最初から“後は察しろ”と言ったふうな態度をとっていた
“『もちろん。』”
cn「…だから
時折見せるコンタミのガチなトーンにらっだぁは冷や汗を背中に静かに流しつつ目を泳がせる。言うならば普段優しい温厚な上司に諭されるように怒られた時のような気持ちだろう
rd「今、お腹の底がキュッってなったわ…」
kyo「俺も…」
cn「なんでよ」(苦笑)
そんな雰囲気から一転し、苦笑を顔に浮かべるコンタミは肘掛けに右肘を置き、窓の外をぼんやりと眺めながら２人にも聞こえるか分からないくらい小さな声で呟いた
cn「まぁ、今回は俺もビミョーだったけど…」
rd「？なんか言った？」
「なんでも。」とわざとらしく肩を竦めた直後、３人の乗っていた馬車がｶﾞﾀﾝｯと音を立てて止まる。何事かと窓の外に目を向ければ、そこは自分たちの見慣れた城の目の前だった
kyo「お、着いたんか」
「はい。長旅、お疲れ様でございました」
馬車を率いていた御者が、そう彼らに声をかけながら扉を開けた。きょー、コンタミ、らっだぁの順にステップを慎重に降りると、少し離れたところから見慣れた顔が一つ駆け寄ってくる
「おーい、」
rd「おっす、ただいまぁ〜…“レウ”」
reu「うん、おかえり」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 865人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し - 皆さんの魅力を引き出す素敵な作品ですね！ストーリーの構成や展開、比喩や日本語の使い分けに心を打たれました。そして続編に行くタイミングが絶妙でより続きに興味を引かれました。まだ続編があるのにも関わらず、コメントしてしまいすみません。お返事は結構です。 (7月20日 21時) (
レス) @page50 id: 0a21e3f2e5 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - NikaRaysさん» ありがとうございます！わ、分けるほどの文才なんて私にはございませぬですよ…しかも天才だなんて…！？全員の魅力をきちんと引き出せているのなら幸いです！これからも是非ともよろしくお願いします〜 (2022年7月22日 20時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
NikaRays - 好きです。文才分けてください。そして大好きです。全員の魅力を最大限に引き出している。天才ですね、好きです (2022年7月21日 13時) (レス) id: 6125a03033 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - おーいgrさん？cn絶対許さへんで？私も許さへんけど…… (2022年5月23日 5時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - ｸﾞｱｯついに言った、言ったぞ!!やっべぇ心臓が発作おこしちまうぜ。(テスト明けと大会二日連続で眠くて頭おかしいです。) (2022年5月22日 22時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2021年11月26日 22時
