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gr「悪いな。俺は元からこういう顔だ」
開き直るように俺へそう言ったグルッペンは未だに騒ぐアイツらをグルっと見渡し、「ｺﾞﾎﾝｯ」と咳払い一つ
__その音一つで部屋の空気がガラリと変わった
煽っていたやつ、ニヤついてたやつ、呆れていたやつ、この場にいる全員が例に漏れず気を張りつめる
gr「どうやら俺達はまんまと思惑通りの悪者に仕立て上げられたらしい…奴の手のひらで踊らされていたと言っても過言ではないかもしれんな」
悪者、なんて可愛いもんでもない気がするが有り体に言えばその通りなのだろう
tn「はぇー…ほんま酷い話やわ」
os「国の機密情報の窃盗…は、まぁ事実やからしゃあないとして。宰相の殺害や姫さんの篭絡まで罪着せられんのは流石にいただけんなぁ…」
２人の台詞に俺達は頷く。身に覚えのない濡れ衣を着せられることほど腹立たしいことは無い
ci「持って帰ってきた情報によれば、今までのあのデタラメ情報を掴んだのはファラム宰相ということになってます」
shp「そんな宰相とやらの死体が
ut「“俺らからのわっかりやすい挑発”になるわけやんな」
つまり、クランウェルの奴らは完全に被害者としての立場を確立したのだ
国の内情も知らん民達からしたらわけもわかない理由で争いになるより、明確な意思…言うところの恨みつらみがあった方がわかりやすくなる
それによって民の統率も格段と取りやすくなるだろう
rbr(色々と考えたもんやなぁ…)
gr「あぁ。だがその全てを我々が理解した今、これは俺達にとって“クランウェルからの挑発”だ」
けれどまぁ、
gr「ﾌｯ いいだろう。かかってくるがいい！」
相手が悪かったな
この戦争屋であるグルッペン・フューラーの目に止まった時点で逃れることは出来ないのだからクランウェルの奴らにはご愁傷様としか言いようがない
いつもはグルッペンがこんな発言をすれば少なくとも１人は止めに入るのだが、それがないということは_
gr「…決まりだ。我々国総統 グルッペン・フューラーの名に於いてここに宣言する。皆の衆_」
戦 争 だ !
「「「ハイル・グルッペン」」」
口から出たその言葉は息を合わせた訳でもないのに、自然と皆一致した
俺の目は自然と机の上に置いてある書類に再び向く、そこに写るは自分と同じ色の瞳を持つ彼女
rbr「…会ってみたかったわ」ﾎﾞｿ
…さぁ諸君。
戦争をしよう
第一印象__同じ瞳のお姫サマ
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名無し - 皆さんの魅力を引き出す素敵な作品ですね！ストーリーの構成や展開、比喩や日本語の使い分けに心を打たれました。そして続編に行くタイミングが絶妙でより続きに興味を引かれました。まだ続編があるのにも関わらず、コメントしてしまいすみません。お返事は結構です。 (7月20日 21時) (
レス) @page50 id: 0a21e3f2e5 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - NikaRaysさん» ありがとうございます！わ、分けるほどの文才なんて私にはございませぬですよ…しかも天才だなんて…！？全員の魅力をきちんと引き出せているのなら幸いです！これからも是非ともよろしくお願いします〜 (2022年7月22日 20時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
NikaRays - 好きです。文才分けてください。そして大好きです。全員の魅力を最大限に引き出している。天才ですね、好きです (2022年7月21日 13時) (レス) id: 6125a03033 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - おーいgrさん？cn絶対許さへんで？私も許さへんけど…… (2022年5月23日 5時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - ｸﾞｱｯついに言った、言ったぞ!!やっべぇ心臓が発作おこしちまうぜ。(テスト明けと大会二日連続で眠くて頭おかしいです。) (2022年5月22日 22時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2021年11月26日 22時
