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tn「ってことはやろ？お前らが見つけたあの数個の遺体の中に…;」
os「クランウェルの宰相がおったんやなぁ、しかも他殺の。嫌な予感するめぅ〜」
そうおちゃらけた風に言うオスマンも珍しくその目を見開いてどこか真剣な様子だった
ci「殺したの、誰だと思います？」ﾆｺ
唐突にクイズ形式のように出題されたこの問いに考えるまでもないと言った感じで答えたのは…
gr「…ルイス・クランウェル。クランウェルの王か」
tn「あぁ…なるほどなぁ」
グルッペンだった。確かに少し深く色々と考えればわかる答えだがその断言するような物言いと、それに続き納得するトントンに少し疑問を持つ
gr「俺のあの対応の結果はこうなったか」ﾎﾟﾂﾘ
だが、その呟きを聞いてグルッペンがきちんと知っているのであれば問題は無いのだろうと意識をチーノに戻した
ci「そうです。彼は自分の仕えていた王に殺されました。これから使う
ut「駒ねぇ…」
ci「アイツは宰相と…まぁ、同じような兵士かなんかの遺体を
「そしてもう一つ」とチーノは自分の人差し指をゆっくり立てる
ci「皆さんも既に知ってるでしょう？この…ゾムさんの写真」
「「「！」」」
その言葉に、全員が集まる場では珍しく今までずっと黙っていたゾムへこの場の全ての視線が向く
zm「…」
ci「ゾムさんが抱きしめてるの、第１王女なんですよ」
zm「っ、」
ci「今頃その写真を国民にでもバラ撒いて国王は
“「我が娘は我々国の者に誑かされていたのだ！」”
とでも言ってるんでしょうね、タイミングよくスパイだった俺も国を出ましたし」
チーノの言っていることは恐らく全て事実となっているのだろう、俺らの視線はゾムとチーノを行ったり来たりとしている
ci「なぁ、ゾムさん」
チーノはそんな中、自分の席から立ち上がり静かにゾムの元へ歩いていく。その様子は明らかに怒っていた
そして遂に目の前へとたどり着いたチーノは、勢いよくゾムの胸倉をガッと掴みあげる
「「！？」」
zm「ｯ_」
ut「！？おい、」
em「チーノくん！？」
慌ててゾムの隣に座っているエミさんが止めに入ろうとするが、チーノの掴む力が強くてなかなか離せない
俺も止めにと間に入ろうとした時、「ゾムさん…」とチーノが呟く
ci「あなたねｯ、」
zm「…」
ci「あなたズルくないですか！？！？」
「「は？」」
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名無し - 皆さんの魅力を引き出す素敵な作品ですね！ストーリーの構成や展開、比喩や日本語の使い分けに心を打たれました。そして続編に行くタイミングが絶妙でより続きに興味を引かれました。まだ続編があるのにも関わらず、コメントしてしまいすみません。お返事は結構です。 (7月20日 21時) (
レス) @page50 id: 0a21e3f2e5 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - NikaRaysさん» ありがとうございます！わ、分けるほどの文才なんて私にはございませぬですよ…しかも天才だなんて…！？全員の魅力をきちんと引き出せているのなら幸いです！これからも是非ともよろしくお願いします〜 (2022年7月22日 20時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
NikaRays - 好きです。文才分けてください。そして大好きです。全員の魅力を最大限に引き出している。天才ですね、好きです (2022年7月21日 13時) (レス) id: 6125a03033 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - おーいgrさん？cn絶対許さへんで？私も許さへんけど…… (2022年5月23日 5時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - ｸﾞｱｯついに言った、言ったぞ!!やっべぇ心臓が発作おこしちまうぜ。(テスト明けと大会二日連続で眠くて頭おかしいです。) (2022年5月22日 22時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2021年11月26日 22時
