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写っていたのは私とゾム様がまるで逢瀬中かのような写真。場所はゾム様と偶然出会ったあのバルコニー
写真が撮られた角度で、ゾム様が私を抱きしめているかのように見える…そんな事実は一切ないのに
「これは…？」
「A様と、こいつァ誰だ？」
「仲睦まじい様子だけど…」
唐突な展開に民は混乱を極める。彼らが思った疑問を一瞬で払拭させる答えをお父様とお母様は揃って告げる
「この写真にAと写っているのは、我々国幹部のゾム！！これはとある友好国からの情報だった」
「我々国はAの“心”を洗脳しようとしていたのよ！愛を囁き、惑わしていたの…なんて卑劣な手を、許せません」
違う、そんなことされてない、あのバルコニーへは風に辺りに行っただけだ。私はゾム様があそこにいるなんて知らなかったのだから
確かに少し触れられたことは事実だが、そのようなことは一切されていない
皆の、両親の誤解を解かなければ
『お、お父さ_「A」！』
そう思い、意を決して声を出すがそれは直ぐにお父様の私の名前を呼ぶ声によって遮られてしまう
「すぐに気づいてやれなくて、すまなかったな。お前は苦しんでいたかもしれないのに…だが、何も罪に感じることは無い。お前は何も悪くないんだ」
『あ、の…』
「その通りよ。貴女は何も悪くないの。悪いのは全て我々国の者達なのよ。あぁ、私の可愛い愛しのA…あの者達の手でに汚されないで本当によかった…」
ふわりと、２つの優しい香りに突如包まれた
『……え？』
いったい、私の身に今何が起こっている…？
私は…私は、、、、
(２人に、抱きしめられて、るの…？)
私を柔らかく…けれど強く抱きしめるお母様、そんな私とお母様を包み込むように優しく抱きしめながら私の頭を撫でるお父様
私は今まで生きてきて…２人に、両親にこうして抱きしめられたことなんてない
私は、何度本で読んだだけのこの感覚を羨んだのだろう、何度待ち望んだとことだろう
(嬉しい、嬉しい、、嬉しい！！)
２人に優しく抱きしめてもらえた、頭を撫でてもらえたっ！！
この時にはもう、周りの目がこの状況をどんな風に捉えるかなんて考えられなかった
こういう時はどうするんだっけ、昔読んだ本に描いてあったあの優しい“家族”はどうしてたっけ
あぁそうだ。確か…
『お父様…お母様ッ……！！』
こうやって、腕を２人の後ろに回してた。そう思い、両親を私から抱き締め返した時
“ci「A様！」”
唐突に彼のことを、思い出したのは何故だろう
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名無し - 皆さんの魅力を引き出す素敵な作品ですね！ストーリーの構成や展開、比喩や日本語の使い分けに心を打たれました。そして続編に行くタイミングが絶妙でより続きに興味を引かれました。まだ続編があるのにも関わらず、コメントしてしまいすみません。お返事は結構です。 (7月20日 21時) (
レス) @page50 id: 0a21e3f2e5 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - NikaRaysさん» ありがとうございます！わ、分けるほどの文才なんて私にはございませぬですよ…しかも天才だなんて…！？全員の魅力をきちんと引き出せているのなら幸いです！これからも是非ともよろしくお願いします〜 (2022年7月22日 20時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
NikaRays - 好きです。文才分けてください。そして大好きです。全員の魅力を最大限に引き出している。天才ですね、好きです (2022年7月21日 13時) (レス) id: 6125a03033 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - おーいgrさん？cn絶対許さへんで？私も許さへんけど…… (2022年5月23日 5時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - ｸﾞｱｯついに言った、言ったぞ!!やっべぇ心臓が発作おこしちまうぜ。(テスト明けと大会二日連続で眠くて頭おかしいです。) (2022年5月22日 22時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2021年11月26日 22時
