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tn「何がって…決まっとるやろ、今の話やわ。物言い的に“もし婚約断ったら僕らと戦争しましょう！よろしくね！”って言っとるようなもんやったで」
gr「あぁ…それが？」
tn「いやお前アホなんか？。いや、スマン疑問形は自分の目上に対して失礼やな、アホやお前は()」
gr「もっと失礼になったが」
完全に自分を馬鹿にしている右腕に、今度はグルッペンが眉を顰めることになる。その表情のまま愚痴を吐くように彼は言った
gr「しょうがないだろう？あいつを見た時に直感で“欲しい”。そう思ってしまったんだから」
tn「ﾊｧ…」
そう…我々国総統であるグルッペン・フューラーという男は今までも、自分が欲しいと思ったものは手段を厭わず全て手に入れてきた
熱い闘志を秘めた“ガーネット”
妖美に光る“ジェイダイト”
勇猛果敢な“真珠”
心を無くした“アクアマリン”
女癖の悪い“サファイア”
天の声を持つ“ルベライト”
煽り上手な“シトリン”
頼りがいのある“アメトリン”
悪戯好きの脅威な“ペリドット”
神の名を持つ“タンザナイト”
叡智を知る“アキシナイト”
いつも気だるげな“アメジスト”
騙し上手な“トパーズ”
どれもこれも今も尚…いや、今まで以上に美しく輝きを増し光り続けているグルッペンの
gr「まぁ、どれも集めるのに苦労したが…“ガーネット”や“ジェイダイト”が１番面倒だったな」
tn「はぁ…？急に何言い出すん」
gr「初めてだったゾ、男一人手に入れる為に毎日自ら隣国へ通ったのは」
tn「！」
そんな様子を見てまるでイタズラの成功した男児のような笑みを浮かべたグルッペンは言葉を続ける
gr「俺が“お前ら”を集めた時と同じ興味。あの感覚は久しぶりだった…懐かしいとさえ思ったな」
tn「そこら辺の話を持ち出すんはちょーっと卑怯じゃないですかねぇ」
gr「ｸｯｸｯｸｯ…俺のこの性格を１番理解しているのはお前達だろう？トン氏」
喉を鳴らし笑うグルッペンは、ふと見知った顔が今話題に出ていた彼女に声をかけた場面を見つける
我が国が誇る外交官と操り人形の対面だ
gr「見ろ、オスマン先生が直々に品定めに行ったみたいだゾ」
tn「…ホンマやな」
傍目にその様子を眺めながら彼は思案する。先程までのあの会話…吉と出るか凶と出るか
gr「ﾌｯ」
我々国、全ての始まりの三強話はまたいずれ
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名無し - 皆さんの魅力を引き出す素敵な作品ですね！ストーリーの構成や展開、比喩や日本語の使い分けに心を打たれました。そして続編に行くタイミングが絶妙でより続きに興味を引かれました。まだ続編があるのにも関わらず、コメントしてしまいすみません。お返事は結構です。 (7月20日 21時) (
レス) @page50 id: 0a21e3f2e5 (このIDを非表示/違反報告)
レッドウルフ(プロフ) - NikaRaysさん» ありがとうございます！わ、分けるほどの文才なんて私にはございませぬですよ…しかも天才だなんて…！？全員の魅力をきちんと引き出せているのなら幸いです！これからも是非ともよろしくお願いします〜 (2022年7月22日 20時) (レス) id: 704b4d5265 (このIDを非表示/違反報告)
NikaRays - 好きです。文才分けてください。そして大好きです。全員の魅力を最大限に引き出している。天才ですね、好きです (2022年7月21日 13時) (レス) id: 6125a03033 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - おーいgrさん？cn絶対許さへんで？私も許さへんけど…… (2022年5月23日 5時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
柊 - ｸﾞｱｯついに言った、言ったぞ!!やっべぇ心臓が発作おこしちまうぜ。(テスト明けと大会二日連続で眠くて頭おかしいです。) (2022年5月22日 22時) (レス) @page50 id: 98cd497361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レッドウルフ
| 作成日時：2021年11月26日 22時
