青い空の下、キミが笑えますように。【短編集】

まほうのおくすり。 ページ1

青side。



んんｯ…


夜中目が覚めると、悪寒がした。


「…いまなんじ…」

ベットの横
電波時計を見るとまだ3時。



なんでこんな時間に目が覚めるの…

いつもならぐっすり寝てるのに…




あれ…でも…



なんか…きもちわるいかも…


口の中に唾液が溜まってきて、嘔吐きそうになるのを必死に耐える。


胃の中がぐるぐる上擦ってる感じがして、


だめだｯ……といれｯ…


素早くベットから抜け出し、トイレに駆け込んだ。


幸いトイレまで我慢できて、戻した。



夜ご飯上手く消化できなかったのかな。

俺あんまり食べるの得意じゃないし、お腹弱ってたのかな。



明日も仕事だし、早く寝なきゃ。



まだ少しお腹が痛むけど、口を濯いでベットに戻る。

お腹の調子悪いのかな。それとも弱ってるだけ？



不安に思いながら、お腹を抱えて眠りについた。









朝




ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ-ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ-


「…んー仕事だ。起きよ。」



仕事の１時間前にかけたアラームで起きれた。



今日はロケバスで長距離移動の後みんなでお泊まり企画。


メンバー全員こういう企画が結構好きで楽しみにしてた。



だからこそ言えないよな、昨日吐いちゃって体調悪いなんて…


楽しみだねってキラキラした顔で俺に話しかけてくれたラウールを思い出し、とりあえず準備を始めた。


準備って言っても、お泊まり企画だし1泊。


貸し出しの浴衣もあるし、化粧水とかはきっと涼太が持ってるから借りよう。


準備って言うほど準備するものもなかったけど、

動いたのが良くなかったのか、お腹が痛くなってきた。



一応トイレ行っとこう。


出そうなわけじゃないけど、トイレに行けば気持ちも落ち着くかなと思ってトイレに行った。




んんｯ…おなか、…いたい…



痛いだけで何にもなくて、冷や汗だけが止まらない。




お腹痛いけど、これ以上は冷えるだけだから…





そう思って、1回トイレから出て、ソファで休むことに。




やっぱり、誰かに言った方がいいかな…




こんなにおなかいたいのに、1人で耐えられるかな。


調子が悪い時はどうしてもネガティブになってしまうのか、


流したくもない涙があふれる。



…りょうたなら…


ついつい不安な時に思い出すのは、ずっと一緒にいる舘様。



いつも困ったことがあるとついつい頼ってしまう。


助けてくれるという絶対的信頼。


連絡しよう、そう携帯を手に取った時ピコンと音が鳴った。

･→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す