【A3!】卯木千景の女友達 ２

学生時代 ページ22

『海外とか、高校の修学旅行以来だなぁ…』

「どこ行ったんだ？」

『オーストラリア。動物可愛かった。』

「お前高校どこだっけ」

『花咲学園。大学は葉星。』

「へぇ…中学は？」

『聖フローラ。二駅ぐらい使って通ってた』

「なんでこっちの方来たんだ？」

『私のいたところ学校少なかったんだ。』

「ふーん…」

『まぁ、いたところも過ごしにくかったから、高校入ったら独り暮らしするって言ってアルバイトしながら暮らしたんだよねー』

「偉いんだな」

『ドヤ』

「なんか腹立つな」

『ひどっ』

「アルバイトって何してたんだ？」

『レジとか色々』

「あー…お前が電卓オス速さの秘訣はアレか」

『まぁ、独り暮らししてお金のこと考えて計算してたらいつの間にか身についたって感じでもあるけど』

「(あの、ズダダダダって勢いで押すあの電卓の速さは多分世界記録出せる気がする。まぁ、パソコン打ちも早いんだけど)」

『千景はどんな感じだった？』

「俺は別に普通だよ。普通に学校行って勉強して、部活して、友達と一緒にワイワイしたさ」

『え、そうなの？私的には千景は一人で本読む優等生感溢れてるんだけど…絶対帰り道とか読み歩きしてる感じする』

「さぁ、どうだろうな」

『何その言い方。怪しい。』

「Aは部活何してたんだ？」

『ずっと帰宅部。たまに頼まれて、なんかした感じ』

「なんとなく、コンピューターとか茶道とかしてそうなのに」

『アルバイト掛け持ちしてたからやる暇なかったし…部活したら電車に間に合わないから』

「なるほどな」

『学生時代は辛かったことも多かったけど楽しかったな〜。今もだけど』

「ふっ。そうか」

『うん、さて千景…食べに行こう！あの店美味しそう！』

「お前は雰囲気をぶち壊すの好きだな。置いていくなこら」

嘘つくぐらい好きなんです→←荒れ果てる会社

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