【A3!】卯木千景の女友達 ２

どこかで…　(リクエスト) ページ16

『あれ…』

あの子…少し違うけど誰かに似てるような…

あ、そうだ…あの子だ

『ねぇ、そこの君…』

「！お姉さん誰だ？」

『えっと…ただの会社員なんだけどさ…』

「何のようだよ」

あ、警戒された…まぁそりゃそうか

『君、兄弟いる？』

「！兄ちゃんいる！すっげえかっこいい兄ちゃんいる！」

『もしかして…兵頭十座くんって言わない？』

「言うよ！お姉さん兄ちゃんのこと知ってんの！？」

あ、警戒といてくれた…良かった

『うん、演劇見たことあるから。』

「マジか！俺は弟の兵頭九門‼お姉さんは！？」

『弥生Aです(元気だなぁ…明るくて可愛い。)』

「Aさんだな！よろしく！あ！俺！九門でいいよ！」

『分かった。よろしくね九門くん。私のこともAでいいよ』

兄弟とは思えない温度差…けど

『(お兄さんのこと大好きなんだな…)』

「Aさんは劇団の人なの？」

『ううん、知り合いが入ってるの』

「へー！」

『それで、よくチケット貰って見に行ってるんだ。たしか秋組にいたよね』

「うん！カッケー！俺も入ったら秋組に入るんだ！」

『そうなんだ。頑張って。』

「おう！兄ちゃんみたいなカッコイイ役者になるんだ！」

『秋組は動きが素早くてアクション系だよね。私もああいうのワクワクドキドキして好きなんだ。』

「そうなのか！？」

『ああいうの見てると、かっこいい、自分もやってみたいって思うんだよね〜』

「そうそう！俺の兄ちゃんがそれしててかっこよくてさ！だから、俺も兄ちゃんと同じようなことしたいんだ！」

『いい事だと思うよ。頑張ってね九門くん』

「おう！ありがとうA姉ちゃん！」

姉ちゃん呼びされた…いい笑顔だなぁ…

『ばいばい』

「ばいばーい！」

可愛い子だったな…

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