◇ ３２ ページ32
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「おわんない！！」
佐藤「ハナはそっち半分やって」
「もうむり何言ってるかわかんないし」
レッスンの合間に必死に机に向かう珍しいコンビ
「理系か、…ひだか！たすけて」
浮所「ええ、おれ？なすでいいじゃん」
「ダメなの、ゆうとはりゅうががとっちゃう」
浮所の視線の先は咲良の手の中のプリントで
浮所「これなら公式つかえるよ」
「もう公式がありすぎてわかんない」
浮所「んー、これならこっちのほうがいいと思う」
必死で課題をやるにはわけがあって
佐藤「もういや！わかんない！」
那須「やらない選択肢なんてないんだから大人しくやりなよ」
佐藤「那須がやって！」
那須「だからなんでそうなっちゃうかな」
近くでは那須と佐藤も同じやり取りをしていて
那須「もう1回1年生やったら一世と同い年だからね？わかってる？」
「やだから優しく！優しくおしえて！」
浮所「だってふたりとも話きいてないでしょ？」
佐藤「きく！」
3月のこの時期は進級が待ってて単位が危ういふたりは課題を出すことでどうにかしてもらえるけどまあできるわけなくて
「だから接続詞ってなに？もういや！」
浮所「じゃあそことばして次のやろ？」
「…関係代名詞なんてしらない」
浮所「…英語とばそっか」
と、まあ浮所くんがお手上げしてるとなりで
佐藤「なす！数1と数Aどっちがらく？」
那須「んー、クイズっぽいのは数A」
佐藤「那須がいるうちに数1やろ」
那須「…りゅうが、これ意味わかってる？」
佐藤「え、ちがうの？」
名門校の2人をここまで困らせてもなお理解できないこの2人
佐藤「ハナ、そこ違うよ」
「え、なんで？」
佐藤「だってそこはこれを入れてやるからここは違くなるじゃん？だからこうなる」
「…！わかった、」
浮所「え、なんでりゅうがので理解できるのにおれのは理解できないの？」
近い距離で課題をいっぱい広げるふたりはたまーにお互いの進行状況を確認する
「そこ間違ってる」
佐藤「問３？」
「そう、これは問２の答え使うやつだから公式1個上のやつ使うの」
佐藤「こういうこと？」
那須「…おれさっきそれいわなかったっけ？」
苦手だからこそ苦手な子にに理解できるように説明することができるってこういうことだよね
…浮所と那須の死んでる顔はみなかったことに
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麗(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2021年11月22日 22時) (
レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
らー(プロフ) - このお話、書きはじめられた頃から大好きでした！携帯変わってようやく見つけられました！更新、楽しみに待ってます！ (2021年8月12日 0時) (レス) id: 2120e3f2ad (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 35ページ おかれりおれの、、 の おかれり は おかえり ではないでしょうか？ (2021年2月5日 21時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 23ページ 夢主ちゃんの名前になっているところがあるのですが、美少年の方の女の子の名前が入るべきではないでしょうか？ (2021年2月5日 21時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
タピミル(プロフ) - 更新待ってます！ (2021年1月28日 4時) (レス) id: ee2a92e956 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナちゃん | 作成日時：2019年6月14日 20時
