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毎日のように教団には記者が押しかけてきて僕達に罵声をあびせた。俺達のことを「犯罪者集団」だと揶揄する彼らは敷地に勝手に入ってきて写真を撮って帰っていく。これではどちらが犯罪者なのかわかったものでは無い
「祥彰さん、叔父さんが数日ここを空けるそうなのですが…」
「ああ、聞いたよ。ありがとう」
「………」
「…何か？」
新しい信者だと1ヶ月ほど前に紹介された彼女は端正な顔立ちでスラッとした出で立ちだった
「祥彰さん、ってお付き合いしている人とかいらっしゃるんですか？」
「いやいや、そもそも僕は19年この敷地から出たことがないんだ」
「そうなんですね！じゃあ私とお付き合いしませんか？」
「……………は？」
ぞわり、とした。全身に鳥肌が立ち、自分の中で黒い感情が渦巻く。その先を聞きたくないと本能が叫ぶもそれは声にならず胸の内をひたすらに黒く染める
「ずっと思ってたんですけど、祥彰さんってかっこいいですよね、時期リーダーらしいし、すごく素敵」
彼女が俺に触れようと手を伸ばす。彼女のことは全く知らないがきっと今までもこうやって生きてきたのだとろうと安易に想像できた。だから気持ちが悪かった
「私、顔立ちもスタイルも悪くないでしょう？」
ニコ、と笑いかけながらしゅるしゅると浴衣の紐に手をかける彼女はさながら悪魔そのもので、
「………そうだね。君はとても綺麗だ、美しい。僕はこのあと用事があるから、続きはまた今度で良いかな？」
彼女は僕が引っかかったと解釈したらしく笑顔で手を振って送り出した
僕は、『彼』を見つけるためにはどんな手段を使うことも厭わない。自分向く好意を使用することだって『彼』に辿り着くためなら喜んでしよう、と決めた。彼女が「悪魔」になるのだとしたら僕はそれを操る大魔王にでも何にでもなってやる
そんなことを考えながら敷地を進んでいると見覚えのない古くさい建物があった。不思議に思いながら近づいてドアを開けようもするも鍵がかかって開かない
ポッケに入れた鍵がチャリ、と鳴った
続く (更新停止中)
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めろんぱん(プロフ) - もももさん» 返信遅くなりすみません！ありがとうございます！！ (2020年11月22日 19時) (
レス) id: 24dbf2b9b1 (このIDを非表示/違反報告)
ももも - これからの展開が楽しみです！応援してます！ (2020年10月4日 22時) (レス) id: 8cb9ab5926 (このIDを非表示/違反報告)
むう。(プロフ) - めろんぱんさん» 勿論です！楽しみにしております。 (2020年9月25日 22時) (レス) id: 639ff9af3e (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - むう。さん» ありがとうございます！これから頑張って書くので引き続き読んでいただけると嬉しいです！ (2020年9月24日 23時) (レス) id: 24dbf2b9b1 (このIDを非表示/違反報告)
むう。(プロフ) - はじめまして。とても楽しく作品を拝見させて頂いております。すごく面白く、これからの展開も楽しみにしております。 (2020年9月20日 23時) (レス) id: 639ff9af3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2020年9月19日 0時
