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彼らを避けだして1ヶ月後のことだった。

「ごめんね、、みんな。」
「A、、、。」
今まで届かなかった声が彼らに届いた瞬間。彼らが振り返った瞬間。
時間が止まったような気がした。

時間がまた動きだしたと感じると、彼らの顔を見て安堵したのか涙が私のことを埋め尽くした。
そんな私を見て彼らは私の背中をさすった。こんなにも酷いことをしたのに彼らは私を
優しさで包み込んでくれた。

なんて私は醜い人間なんだろう、。

涙が止まり出すと、北斗が口を開いた。
「いきなり俺たちのことを避け出して心配したんだよ、。どうしたの、? 何があったの、?」

彼らに打ち明けてしまった方が楽なのか。彼らは私の病気のことを知ってなんと思うのだろう。
心配してくれるかな。励ましてくれるかな。安心させてくれるかな。

でも、、、
私の頭に浮かぶのはあの日、花火の下で笑いあった彼らの笑顔。
私の病気のことを話すことで私は彼らの笑顔を壊してしまうかもしれない。


だったら__________。
私は1つ大きな決断をした。


「お父さんの転勤でさ、5ヶ月後に海外行くことになって。
それからみんなとどう接していいかわからなくなっちゃったんだ。心配かけたならごめんね。」

今できる精一杯の笑顔で彼らに1つの大きな嘘をついた。きっと最初で最後になるだろう、
彼らに最初で最後の嘘。

私の話を聞いて「マジで心配だったんだよー。」なんて私に抱きつく皆。
嘘がバレなくてどこか安心する気持ちと嘘をついてしまった罪悪感。

でも、私の決めたことだから。これで良かったんだよ。きっと、、、。










いつの間にか星が光っていたー!!お気に入り登録もされてたー!!
本当にありがとうございます!!

初心者ながら、色々な人に愛されるよう、笑顔を届けられるよう頑張りますので、
応援のほどよろしくお願いいたします。

これからも末長くよろしくお願いいたします!!

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作者名:mさん。 | 作成日時:2021年11月26日 12時

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