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「あれ、川上じゃん」
拓朗を呼ぶ声がして
振り返ると、さっきまで動画の中にいた人が
私たちの目の前に立っていた
「伊沢さん、おはようございます」
「おはよう、これからオフィス？」
「はい」
そりゃいるよな、東大生だもん
でも、テレビでいつも見ている人が
目の前に現れるというのはなんとも違和感のあることだ
「そちらは？川上の知り合い？」
「そうです、幼馴染の」
『初めまして、神宮寺Aです
伊沢さん、ですよね？東大王いつも見てます』
「ほんとに？ありがとう
君が噂の幼馴染か」
『噂？』
噂とは何だろうと拓朗の方を向くと
いつもクールな拓朗が、心なしか少し焦っているように見えた
「川上がいつも自慢してくる
可愛くてクイズ得意な才色兼備な子」
「そんなこと言ってません」
「似たようなこといつも言ってるよ」
本当か嘘かはさておき
拓朗が私のことをそんな風に思ってくれていると思うと
嬉しいを通り越して照れる
『言ってても言ってなくても
私そんな才色兼備なんかじゃないですよ』
「そうかなー？頭いいって聞くよ？」
『とんでもない』
「そうだ、よかったらAちゃん
QuizKnockでライターやらない？」
『え？』
突然の提案に頭がついていかず
言葉が出てこなくなってしまった
『え、ライターですか？私が？』
「うん
川上もいいと思わない？」
恐る恐る拓朗の方を見ると
拓朗は私の顔をちらりと見て微笑んだ
「それいいですね
Aはクイズも得意ですし、文章力もあるので適任だと思います」
『でも、私分からないことばかりですし
きっと皆さんの足を引っ張ってしまうことに・・・』
「分からないことがあったら川上に聞いたらいいよ
それに足引っ張るとかないから大丈夫、ね？」
伊沢さんに期待の目を向けられている
拓朗は微笑んだままだし
でも・・・
『じゃあ、ライターやらせていただけますか』
「もちろん！」
なんだか楽しそうだし
いっか
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Lily(プロフ) - 泡姫さん» ありがとうございます！何度もコメントしてくださり、最後まで読んでくださって本当に嬉しかったです！本当にありがとうございました！ (2019年1月18日 21時) (
レス) id: 75dd804998 (このIDを非表示/違反報告)
泡姫 - もう本当素敵すぎます！ありがとうございます。 (2019年1月17日 22時) (レス) id: c29d185bf6 (このIDを非表示/違反報告)
燐音(プロフ) - 泡姫さん» またコメントありがとうございます！川上さん人気ですね、参考になります！ありがとうございます！！ (2019年1月17日 7時) (レス) id: ce053a5c30 (このIDを非表示/違反報告)
燐音(プロフ) - kinsakiさん» コメントありがとうございます！なるほど、参考になります！ありがとうございます！！ (2019年1月17日 7時) (レス) id: ce053a5c30 (このIDを非表示/違反報告)
泡姫 - 私も川上さん落ちがいいです！ (2019年1月16日 22時) (レス) id: c29d185bf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燐音 | 作成日時：2019年1月10日 1時
