おかえり ページ21
＜Aside＞
点滴は外せないし、トイレも1人で行けない。
起きている時間が極端に少なく、
夢と現実の区別がつかない。
体は鉛のように重く、頭はずっと宙に浮いている感覚。
今までの自分はどうやって生活を送っていたのか
わからなくなった。
そんな苦しみもメンバーに会うと忘れられた。
いつもの、今までの自分を取り戻すことができた。
私の分の仕事を分担して、療養期間を設けてくれたみんな。
いつもより忙しいはずなのに
毎日交代でお見舞いに来てくれていたらしい。
私が眠ったままの日も、不安で押しつぶされそうな日も。
あのライブの日から１ヶ月。
退院が決まった時は、全員で知らせに来てくれた。
中間｢はよ行けや笑｣
神山｢なにしてんねん笑｣
ドアのすりガラスに映るシルエットが変な動きをしている。
｢しげ？笑 バレてるから入ってきて｣
重岡｢なんでわかるん〜｣
中間｢お前しかおらんやろ、いらんことすんの｣
藤井｢お、元気そうやん｣
｢うん。リハビリのおかげで体力が戻ってきたんかな｣
桐山｢最近頑張ってるもんな？偉いやん｣
�霤�｢やっぱ運動って大事やなぁ｣
みんなの表情がいつもより明るくて嬉しくなる。
塞ぎ込んで突き放そうとしたけど
やっぱりみんなと一緒に居たい。
その想いで必死にしがみついてきた日々は
間違っていなかった。
｢てか今日全員で来てくれたん？忙しいのにありがとね｣
神山｢そう！今日なんでみんなで来たかと言いますと？｣
小瀧｢Aの？退院が…？｣
�霤�｢決まりましたぁ！！｣
全員｢おめでと〜！！｣
自分のことのように喜んでくれるメンバーたち。
素直に喜びたい反面、今後のことを思うと顔がひきつる。
神山｢あれ、あんま嬉しない？｣
｢ううん、嬉しいよ？
嬉しいけど、今まで通りにはできないし
きっとこれまで以上にみんなに迷惑…｣
神山｢A、迷惑ちゃうから｣
中間｢そうやで、みんな待ってたんやから｣
�霤�｢一緒に乗り越えようって言うたやん｣
桐山｢迷惑かけまくってなんぼのメンバーやろ？｣
藤井｢そうそう。俺らだって支えてもらってるし｣
小瀧｢Aおらんと俺らなんもできひんからな！｣
重岡｢なんも気にせんでええから。帰ってこいよ｣
みんなの真っ直ぐな眼差しは
やっぱり最強だな。
｢うん。ただいま。｣
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亜由 - 自分のペースで書いて下さい。シェアハウスのお話も楽しみしてます。 (2023年1月31日 4時) (
レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
夜光(プロフ) - 亜由さん» 返信遅くなってすみません💦リクエストありがとうございます！ゆっくりですが、お答えできるように頑張ります！！ (2023年1月31日 0時) (レス) id: b668a8ff43 (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - 主夢がインフルエンザにかかったお話を書いてもらえませか？ (2023年1月23日 3時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - イブかクリスマスのお話を書いてもらえませか？書ける時でいいですから。 (2022年12月23日 16時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
夜光(プロフ) - 亜由さん» 感想ありがとうございます！更新頻度低めですが、楽しんでいただけると嬉しいです♪ (2022年12月20日 5時) (レス) id: 221577bf69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜光 | 作成日時：2022年3月26日 5時
