イナクロmemberで合宿！ (ページ40)

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35.作戦ページ40

｢んっ…？｣

目が覚めてしまった。今、何時…？
私は傍に置いてある時計を見る。1時27分…？流石に誰も起きてな…

剣｢目が覚めたのか？｣

つ、剣城くん…！？

｢剣城くんこそ…。｣
剣｢オレはAに言いたいことがあってな…。お前が目覚めるまで起きてたんだ。｣

えええええ！？私のために！？

｢ご、ごごごごめんね剣城くん！私が倒れちゃったから…！｣
剣｢大丈夫だ。そして噛みすぎだ。｣

剣城くんはフッと笑って間を置いた。

剣｢昨日のバスでごめんな。俺、キレるつもりじゃなかったんだ。｣
｢気にしてないよ、大丈夫！｣

申し訳なさそうに謝る剣城くんを見て、私は笑って受け入れる。

剣｢そうか…なら…こ、れからもよろ…し、くな…。｣

ﾄﾞｻｯ

あっ…寝ちゃった。睡魔と闘ってたんだね…。
私は剣城くんを自分の布団の中に入れた。お疲れ様、剣城くん…。

･

天｢起きろー！！｣

天馬の声で目が覚めた。ふぁ～…まだ眠いよ。

フ｢何で剣城がAの隣で寝てるの！？｣

フェイが不服そうに頬を膨らませる。そっか～…昨日の事情知らないもんね。

剣｢Aと一緒に寝たかったから。｣

つ、剣城くん！誤解招くこと言うな～！

天｢へぇ～…。そうなんだ。｣
フ｢嘸かし嬉しかったでしょうね…？｣
白｢なぁ？A。｣

三人はニコッと笑うがさ、三人の笑顔が黒い！

｢いや…これには理由がありまして…！｣
天｢言い訳は不必要だよ？｣

理由を説明したいにも天馬の言葉でかき消される！こりゃダメだ～！！

葵｢ちょっと、天馬！｣
天｢あっ、葵！？｣

いつの間にか起きてた葵が阻止してくれた。ありがと、葵～！

葵｢まーたAを困らせて…！Aに変な真似したら承知しないからね！あとの三人も！｣

天馬だけかと思っていた三人は、ビクッと体を痙攣させた。

葵｢Aっ、外に出よっ！｣
｢うん！｣

葵の言動に慌てて付いていく。一刻も早くここから出たい！

白｢俺たちも…｣
葵｢トイレに付いてくる男子がいるものですか！｣

葵、強い！(笑)
バタンと扉が閉まり、四人の姿は見えなくなった。よ、良かった！

葵｢さ、早く行きましょ！｣

葵はいつもの笑みで私を促した。

･

天｢また失敗か…。｣
フ｢うーん…なかなか難しいよね。｣
剣｢空野がいるからな…。｣
白｢究極に難しi…｣剣｢黙ってろ。｣

フ｢Aを早く僕たちで落としたいんだよね。(ﾆﾔ｣
天｢そーれーな！｣
白｢究極の作戦考えようぜ。｣