私は神威じゃないって何回言ったらわかるんじゃァァアア！！

第5話、『パシリはヤだけど。う、腕には自信があるんです！！！』 ページ6

土・沖「「・・・・・・・・・は？」」


急に言われ、目を開いて驚く二人。


『え、いや！ほ、本当です！入れさせてください！！』


そうお辞儀をすると、土方に溜め息をつかれた。


土「残念だが、真選組は女は入隊できねーんだよ」


そう言われ、渋々顔を上げた。

そして沖田を離して、土方の両肩をガシィイイ！！と掴む。

すると、ビクッッ！と驚いて、ポロリと吸っていた煙草を落とした。

けど、私にはそんなこと関係ない！とにかく住む場所ぉぉおおお！！


『お願いです！！なんでもします！雑用でもなんでも！・・・いや、パシリはヤだけど。う、腕には自信があるんです！！』


そう言うと、鋭い目つきで睨まれた。私も負け時と睨み返す。

それを10秒ぐらい続いていると、後ろから肩をぐいっと引っ張られた。

やはりその引っ張った相手は沖田で・・・


沖「いいじゃねーですかィ。土方さん。女一人ぐらい、いたって。それに・・・腕には自信あるって言ってたしな？」


土方から私に視線を変えた沖田にコクリと頷く。だって本当のことだし。


土「・・・はァ。別に入隊を決めるのは俺じゃねェ。近藤さんだ」


また溜め息をつくと、前に歩き出した。


土「来い。入隊のことを近藤さんに伝える」


と、こちらを振り返らないで言う土方に笑顔になる。

そして、先に行ったその背中を追いかけた。


沖「なァに、カッコつけてるんでさァ。土方コノヤロー」


後ろからなんか聞こえたのは全力スルーで。

第6話、『私戦えます！男女差別しないで下さい！ゴリラ！』→←第4話、『私、真選組に入りたいです！！！！』

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