検索窓
今日:5 hit、昨日:5 hit、合計:44,618 hit

. ページ18

.




.




Aside




公園に着くと少し寂れたベンチに座る河村さんの姿。






『……心配しました。』





河村拓哉
「すいませんでした。」





『隣座ってもいいですか?』





河村拓哉
「はい、」





この時少しだけ河村さんに受け入れて貰えた気がした。






河村拓哉
「で、話って?」





自分の口であのことを言うのはとても苦しい。
でも言わないといけない、言うべきなんだ。






『河村さんは私のこと嫌いですか……?』





河村拓哉
「えっ、」





『あの時、私の顔を見て出ていきましたよね。

メッセージとか送りすぎて嫌なのかなとか考えちゃって……



……河村さんが迷惑だと思うなら私は、



私は河村さんを好きでいることをやめます。』





……これでいいんだ。


私の気持ちがなくなれば河村さんは今まで通り

楽しく過ごせる。



視界がぼやけてきて、俯かざるを得ない。



自分でやめるって言ってなんで泣いてるんだろう。




悔いはないはずじゃないか。

そう決めたんだから、






河村拓哉
「ちょっと待って、

なんでもひとりで勝手に決めないでください。



話すだけじゃなくて俺の話も聞いて。」




.


.

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
143人がお気に入り
設定タグ:QuizKnock , YouTube , 短編集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆゆ | 作成日時:2019年9月22日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。